谷先生と田村先生が「特許の鉄人」に参戦します

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。

 

本日(2023.7.18)は「第3回 特許の鉄人」が開催されますね。

 

知らない方のために簡単に説明すると、「特許の鉄人」とは、2人の弁理士が1つの発明についてクレームを25分以内に即興で作成し、その内容の優劣を競うクレーム作成タイムバトルのイベントです。

  

このイベントの発起人は、知財実務情報Lab.専門家チームの加島広基 先生で、「第1回 特許の鉄人」の第一試合の選手のうちの1人がです。

 

そして、今回の「第3回 特許の鉄人」の選手として、知財実務情報Lab.専門家チームの田村良介 先生と、谷 和紘先生が参加されます。

  

ということで、「特許の鉄人」と知財実務情報Lab.は関係が深いと言ってよさそうです。

 

みなさま、ぜひ、本日の「第3回 特許の鉄人」に参加して、谷先生と田村先生を応援して下さい!

 

オンラインでも参加できます。

 

チケットはこちらから購入できます。

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ちなみに、このイベント、観戦するのは楽しいのですが、選手として参加するのは大変です。

(というか地獄のような苦しみを味わうことになります。)

 

そもそも25分で発明者へのヒアリングを含めてクレームを5つ作るのはムリですし、それを100人以上が見ている檀上でやるのは至難の業です。

(しかも100人は酔っぱらっていて、会場はガヤガヤしています。)

 

 

私が選手として参加したときの状況は、以前、以下のようにまとめましたが、読み返して見ると、当日のことを思い出して涙が出てきます。

 

これまでにこのイベントは2回開催され、1回あたり4名の選手がいますので、トータルで8名が選手を経験したことになりますが、そのうちの何人かは、

 

「こんな厳しすぎるイベントを考え出したヤツは誰だ! ヤツを選手として参加させるまで、俺たちの戦いは終わらない!」

 

と(ツイッター上で)騒いでいます。

 

まぁ、それくらい選手は苦しい状況に追いやられることになる、ということです。

 

  

したがって、選手の方が書いたクレームがイマイチであったしても、それは実力の10%も出ていないと考えて頂ければと思います。

  

ちなみに私が「第1回 特許の鉄人」において25分で作成したクレームは以下の通りですが、本当にショボい(ショボすぎる)内容です。

 

【請求項1】
底に重心を有し、底部外面が曲面状に構成され、倒れたとしても元に戻るように構成されている、起き上がりこぼし式コップ。
【請求項2】
内部の飲み物が少なくなった場合に、その飲み物が飲者から見てハート形を呈する請求項1に記載のコップ。
【請求項3】
内部の底に突起が形成されているために、内部へ液体を注いだ時に内部に対流が発生し、前記液体の香りが発せられる、請求項1または2に記載のコップ。
【請求項4】
底部外面に略指一本分の凹部が形成されており、当該部位に指をかけてもつことで、もったときに安定する、請求項1~3のいずれかに記載のコップ。
【請求項5】
漆器であり、お酒を注いで用いる、請求項1~4のいずれかに記載のコップ。

 

いやー、ホントにショボいクレームですね。点数を付けるとすれば、どう見てもゼロ点ですね。

  

 

言い訳のようになりますが、その後、冷静になってから、ある程度の時間を使って作成したクレームを記させて下さい。

 

【請求項1】
 底面が接するように水平面の上に置き、真上から見た場合に、円形の開口およびそれを起点とする内面が存在し、前記内面の底の中心には上に凸の突起部を有し、
 また、水平方向に切り、真上から見た場合、前記内面を輪郭とする円Xが認識され、前記開口から前記突起部の根元までの位置における前記円Xを連続的に想定すると、前記開口から前記突起部の根元に向かうにつれて、前記円Xの直径は徐々に小さくなり、
 さらに、前記底面が接するように前記水平面の上に置き、真横から見た場合に、前記底面から上側へ向かうにつれて前記水平面との角度が90度となるまで徐々に大きくなる接線を想定することができる輪郭を備える外側面を有し、
 重心が底部にあるため、水平面上において倒れても、中心軸が鉛直方向であって前記開口が上側に位置するように起き上がるように構成されている容器。
 【請求項2】
 前記底面に幅が10~15mmの直線的な凹部を有し、伸ばした指を前記凹部の中で配置して持つことができる、請求項1に記載の容器。
 【請求項3】
 内部へ酒を注いだ場合、前記突起部が存在するために、酒が前記内部にて対流し、香りを発する、請求項1または2に記載の容器。
 【請求項4】
 注いだ液体を飲みほす直前に、前記液体がハート形を呈するように、前記突起部および前記内面の深さが構成されている、請求項1~3のいずれかに記載の容器。
 【請求項5】
 漆器である、請求項1~4のいずれかに記載の容器。

 

少しはまともな感じになりました。

 

 

ということで、谷先生と田村先生が実力の全てを発揮することは無理でしょうが、少しでも実力近くを発揮されることを祈ります。

 

なお、本日のイベントでは、谷先生と田村先生とが対戦します!

 

2試合が開催されますので、私としては、お二人が第1試合と第2試合とに分かれてほしかったのですが、仕方ありません。

 

お二人の健闘をお祈りいたします!