調査

角渕 由英

特許分類とキーワードについて ~ 特許分類の必要性 ~

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 今回は、特許調査において検索キーとして用いられる「特許分類」と「キーワード」について、特に「特許分類」の必要性について、述べたいと思います。 特許調査で入力する検索式を作成するときにポイントとなるのが、特許分類やキーワードの選定です。 後述しますように、特許分類を用いる場合とキーワードを用いる場合の長所・短所を正しく理解して、バランスよく適切に使い分けるこ...
角渕 由英

特許調査の基本的な流れ ~予備検索から本検索への拡張~

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。今回は、特許調査の基本的な流れである、予備検索から本検索への流れについて述べたいと思います。 技術が多様化した現在、どんなに優秀なサーチャーであっても、いかなる分野にも精通しているというようなことはありません。特許調査を行う場合には、通常、本検索を実施する前に特許分類や関連技術・技術常識を把握することを目的とした「予備検索」を行うことになります。  効率的で...
角渕 由英

特定登録調査機関制度&早期審査を活用する権利化戦略

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 今回は、特定登録調査機関制度と、早期審査制度を活用した権利化戦略について紹介します。  現在、日本特許庁の審査では、ファーストアクション(一次審査通知)までの期間は約10月です。重要度が非常に高い出願や、新製品・新サービスのリリース前に権利化を行いたい場合などには、早期に審査結果を知りたいでしょうし、早期に権利化を図りたいかと思います。(スーパー)早期審査...
角渕 由英

「3単語近傍検索」で効率よく文献を見つけよう

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。今回は、効率よく所望の記載がある文献を検索することが可能な近傍検索の有効活用法について紹介します。  近傍検索とは?「近傍検索」とは、複数(通常は、2つまたは3つ)のキーワードの間隔(文字間(日本語)や単語間(英語))を指定して検索をすることです。近傍検索は、市販の特許検索データベースでは一般的に実装されている機能ですが、J-PlatPatでも利用可能となって...