引用発明の認定の誤りをパターン化してみた
こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田中研二(弁理士)です。「引用発明の認定」は、進歩性対応の実務における頻出マターです。 引用発明の認定を覆すことができれば、進歩性判断の前提が引っくり返るので、拒絶理由の解消にとても有効です。そこで今回は、引用発明の認定に誤りがあると主張できる典型的なパターンを整理してみます。 以下の5パターンは、筆者が過去分析した進歩性の反論事例から抽出したものです。もちろん実際にはこれ以外にもありますが、頻出パターンは押さえているかなと思いま...