2023-04

石川 勇介

ラオスの特許の保護・留意点(CPGで早期権利化を!)

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。「ラオス」は、いわゆる陸のアセアン(タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー)に属し、カンボジア、ミャンマーとともに後発開発途上国(開発途上国の中でも特に開発が遅れている国)に位置付けられています。 ラオスは、外港を持たない内陸国という不利な立地条件を有するものの、中国、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマーと国境を接しており、物流システムの整備・改善が進むことで、こ...
角渕 由英

侵害予防調査について③侵害予防調査が難しい理由

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会最優秀賞)です。 連載として侵害予防調査について説明をしています。 前回は「侵害予防調査の課題・目的と6W2H」について述べました。 今回は、「侵害予防調査が難しい理由」について説明をします。  侵害予防調査は、特許調査の中でも特に難しく、苦手に感じたり、サーチャーであったとしても、調査を設計することや検索式を作成することができないといったりする方が多いように見受けられます。 調査...
田村 良介

企業の競争優位を達成するための戦略

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田村良介(弁理士、ライトハウス国際特許事務所)です。 企業が特許を取得する意義として、他社による技術の模倣を防ぐことがあげられます。たしかにそうなのですが、より突き詰めて考えると、競合他社に対する競争力を高めて、企業の業績を向上させる、或いは、企業の業績低下を防ぐ、ということにあるのではないかと、考えています。そうすると、知財の実務家であっても、企業の業績に深く関係する経営戦略についての知識をもっておくことは重要です。   米国の...
松本 公一

(無料)第8回 / 特許・実用新案審査基準の勉強会を5/31(水)に開催します。

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 元特許庁審査官の松本公一先生に、特許・実用新案審査基準を解説して頂くセミナーを開催しています。   第7回目の特許・実用新案審査基準の勉強会(セミナー)は2023年5月31日(水)の13~14時に開催します。 今回は、機能的クレーム、用途発明について、どのように取り扱うのかを解説して頂きます。 「今から審査基準をキッチリ勉強したい人のキッカケ」、「以前勉強したが結構忘れてしまった方の復習」などとしてご利用頂ければと思います。...
谷 和紘

【6/23開催】(無料)「クレーム作成勉強会」を開催します。

 (5/24追記)6/23(金)13時から、開催いたします。    (5/22追記)申し訳ございません。講師の谷先生が体調を崩されたため、5/24の開催予定を延期させて頂きます。  1.クレーム作成勉強会とは?後述する課題(発明)を読んで、クレーム案を作成して下さい。提出して頂ければ、弁理士会実務修習講師、弁理士会育成塾講師の谷和紘先生が添削いたします。提出されたクレーム案について添削し、その内容をセミナー形式で解説いたします。そのセミナーは無料で受講できます。クレーム案を提...
石川 勇介

JPAAアジアセミナー@タイに参加してみて

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、2023年2月27日、28日に現地開催された「JPAAアジアセミナー@タイ」に講師として参加しましたので、(1)当該現地セミナーの概要、(2)現地代理人のスキル、(3)新型コロナウイルスの影響が治まってからの現地の様子について感じたことを述べます。    1.JPAAアジアセミナーとは「JPAAIPPractitionersSeminar(通称:JPAAアジアセミ...