【6/23開催】(無料)「クレーム作成勉強会」を開催します。

 

(5/24追記)6/23(金)13時から、開催いたします。 

   

(5/22追記)申し訳ございません。講師の谷先生が体調を崩されたため、5/24の開催予定を延期させて頂きます。

 

 

1.クレーム作成勉強会とは?

  • 後述する課題(発明)を読んで、クレーム案を作成して下さい。提出して頂ければ、弁理士会実務修習講師、弁理士会育成塾講師谷 和紘 先生が添削いたします。
  • 提出されたクレーム案について添削し、その内容をセミナー形式で解説いたします。そのセミナーは無料で受講できます。
  • クレーム案を提出して添削してもらう場合は有料です(でも、たったの1,000円です)。(★4/16に定員に達しました)

 

 

 

2.講師

谷 和紘 先生 (弁理士 実務修習講師 育成塾講師)

 
プロフィック特許事務所:
http://www.profic.jp/

 

 

 

3.今回の課題(発明内容)

以下の「本発明」について特許出願する場合のクレーム案を作成して下さい。ここをクリックすると、以下と同一内容の資料(PDF版)がダウンロードできますので、宜しければご利用ください。

 

★クレーム案作成時の注意事項★

  • 独立請求項が複数になっても構いません。
  • 解説時間の都合上、請求項の数は5個までとして下さい。
  • 独立請求項については、「第1ナット及び第2ナットを備えるナットセット」、「第1ナット、第2ナット及びボルトを備える締結具」、又は、これに類する発明でお願いします。「第1ナットのみ」又は「第2ナットのみ」のサブコンクレームを記載しないで下さい。
  • 時間の都合上、全ての請求項について動画内で解説できない場合があることをご了承下さい。
  • 以下に、従来技術及び本発明について説明を記載しますが、説明から発明を十分に理解できない場合には、各自で調べて下さい。

 

 

【従来技術】

ボルトに取り付けられたナットが緩むことを防止するために、ダブルナットという技術が知られています。

ダブルナットでは、第1ナットを締め付けます(第1工程)。第1工程後に、第1ナットのねじ山の上面がボルトのねじ山の下面と接触します。

 

 

次に、第2ナットを締め付けます(第2工程)。第2工程では、第2ナットが第1ナットをわずかに下に押します。これにより、第2工程では、第1工程に比べて、第1ナットのねじ山とボルトのねじ山との間に働く力が小さくなります。

 

 

最後に、第1ナットを緩めると共に第2ナットを絞めます(第3工程)。

 

 

第3工程により、第1ナットがわずかに上に移動し、第2ナットがわずかに下に移動します。これにより、ボルトが第1ナット及び第2ナットにより上下に引っ張られてわずかに伸びます。そのため、ボルトには縮む力が発生します。そして、第1ナットのねじ山の下面がボルトのねじ山の上面に押し付けられ、第2ナットのねじ山の上面がボルトのねじ山の下面に押し付けられます。その結果、第1ナット及び第2ナットの両方にボルトとの間で摩擦力が発生します。以上の原理により、第1ナット及び第2ナットが緩むことが抑制されます。

 

 

【問題点】

第3工程において、第1ナットを緩める必要があるので、ボルトとナットによる固定力が小さくなります。

 

 

【本発明の説明】

第1ナットには凸部が設けられています。第2ナットには、凹部が設けられています。

 

 

 

凸部及び凹部は、円形を有しています。ただし、凸部の中心は、螺子孔の中心からわずかにずれています。また、凸部の直径は凹部の直径より僅かに小さく形成されています。ただし、凸部の一部分と凹部の一部分とが接触する関係が成立しています。

 

 

 

 

第1ナット及び第2ナットがボルトに取り付けられると、凸部と凹部とが接触する部分が発生すると共に、凸部と凹部とが接触しない部分が発生します。下図では、凸部の左部及び凹部の左部ではこれらの間に隙間が形成されず、凸部の右部及び凹部の右部ではこれらの間に隙間が形成されます。

 

 

 

これにより、第1ナットが右に押され、第2ナットが左に押されます。そして、第1ナット及び第2ナットがボルトに強く押し付けられます。その結果、第1ナットのねじ山とボルトのねじ山との間に摩擦力が発生すると共に、第2ナットのねじ山とボルトのねじ山との間に摩擦力が発生します。よって、第1ナット及び第2ナットが緩みにくくなります。

また、本発明では、第3工程が不要です。そのため、ボルトとナットによる固定力が小さくなりにくいです。

 

以上

ここをクリックすると、上記と同一内容の資料(PDF版)がダウンロードできますので、宜しければご利用ください。)

 

 

 

4.自分が作成したクレーム案を添削してほしい方へ

  • クレーム案を提出して頂ければ、弁理士会実務修習講師、弁理士会育成塾講師谷 和紘 先生が添削いたします。
  • 添削結果をセミナー形式で(おそらく)大勢の前で解説します。個人的に添削結果が伝えられるわけではありません。そのセミナーに参加して頂くことで、ご自分のクレーム案への添削結果を知って頂くことになります。
  • セミナー形式で各クレーム案について添削結果を解説する際、クレーム作成者の名前は匿名にします。
  • クレーム案提出の募集は、先着、6名まで、とさせて頂きます。4/16に定員に達しました)
  • クレーム案は2023年5月6日までに、所定のアドレスへメールで提出して頂きます。メールアドレスは申込者へお知らせ致します。
  • クレーム案を提出して添削してもらう場合、1,000円(税込み1,100円)がかかります。こちら、または以下の画像をクリックして開くページから費用を払って頂くと、パワポがダウンロードできます(できない場合は問い合わせページからご連絡下さい)。ダウンロードされたパワポにクレーム案等を記載し、パワポに記載の所定のメールアドレスへ、5/6までに、そのパワポを送って下さい。4/16に定員に達しました)

↓↓こちらの画像をクリックして下さい↓↓ 

 

 

 

5.セミナーの開催日、参加方法など

開催日

2023.5.24(水) 13:00~14:45(1時間45分の予定)

→申し訳ございません。延期致します。

2023.6.23(金)13:00~14:45(1時間45分の予定)に開催します。

 

  

開催方法
  • Zoomを用いたオンラインセミナーです。
  • パソコンやスマホ、タブレットから参加できます。
  • こちらからお伝えするURLをクリックするだけで接続することができますので簡単です。初めてZoomを用いる方でも問題なく参加頂けます。
  • 講師へ質問することもできます。
  • 講師の顔は画面に表示されますが、受講者側のカメラとマイクは常にオフになるように設定してあります(必要に応じて主催者側から皆さんのマイクをオンにすることはできます)。

 

受講料
  • 無料(クレーム案を添削してもらわない場合)
  • 有料(クレーム案を添削してもらう場合)4/16に定員に達しました)

 

参加方法
  1. 開催時刻の直前(30分前を予定)に、メルマガでZoomへ接続するためのURLをお知らせします。したがって、事前に、このページの右上または下方のMail Magagine登録フォームからメールアドレスとお名前を入力し、「確認」ボタンを押して、メルマガを受信できるようにしておいて下さい。
  2. メルマガ登録すると、すぐに自動で返信メールが届きますので、こちらを参考にして、メルマガを確実に受信できるように設定しておいて下さい。なお、恐縮ですが、これ以外に今回の勉強会(セミナー)へ参加する方法はありません。例えば開催の直前にメルマガが届かないとメールで連絡いただいても対応できませんし、事務所へ電話いただいても当日、私は事務所にいないので電話は繋がりません。無料セミナーですので、ご協力を宜しくお願い致します。このページの右上の登録フォームの直下にも記載されていますが、@outlook.jpおよび@hotmail.comのメールアドレスは登録がエラーになってしまう傾向があります。また特定の会社のメールアドレスについてもエラーになってしまうようです。ご注意ください。メルマガ登録の直後に自動返信メールが来なかったら、うまく登録されていないと思って下さい。
  3. なお、知財実務情報Lab.は2種類のメール登録フォームがありますので、ご注意ください。詳しくはこちらのページを参照してください
  4. 開始時刻の直前(30分前を予定)に届くメルマガ(メール)に記載のURLをクリックしてZoomへ接続して下さい。パソコンでもスマホでも接続できます。
  5. セミナー中、質問があれば画面下方の「Q&A」から質問して下さい。
  6. 画面上にパワポを映して解説する予定です。