明細書の書き方

田村 良介

主張に説得力をもたせるには?

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田村良介(弁理士、ライトハウス国際特許事務所)です。 拒絶理由通知に対する意見書など、特許の実務では、文章に説得力をもたせることが重要となります。 今回は、どのように主張に説得力をもたせるのかについて、お話をさせていただきます。 以下のようなケースを考えてみます。  「鉛筆」は公知、「消しゴム」も公知になっています。このような状況で、鉛筆の後ろに消しゴムがついている「消しゴム付き鉛筆」を発明したとします。ここでは「消しゴム付き鉛...
高橋 政治

最近の裁判例から考える明細書の書き方(その1)

 弁護士・弁理士の高石秀樹先生が「弁護士高石秀樹の特許チャンネル」というYoutubeチャンネルにて、裁判例に基づく動画セミナーをたくさん提供して下さっています。 今回、そのうち1つを私(弁理士・技術士 高橋政治)が視聴し、そこから得た知見を、明細書作成の際にどのように反映させるべきか等を検討してみました。 そして、直接、高石先生へ質問させて頂き、色々とご教示頂きました。 ここにまとめますので、皆さまが明細書を作成するときの参考にして頂ければと思います。 なお、記事については...