
判例研究【ゴルフクラブ用シャフト】事件
こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、4つの数値限定の上限及び下限を其々個別に発明の課題を解決しないと、8つの項目を立ててバラバラに判断して、サポート要件を否定した事案(審決取消請求事件-知財高判令和4年(行ケ)10081【ゴルフクラブ用シャフト】事件<本多裁判長>-)について解説します。 本判決の要旨、若干の考察 1.特許請求の範囲(訂正後の請求項1)複数の炭素繊維強化樹脂層で構成される、ドライバ...