石川 勇介

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ミャンマーの現在の知財状況(残るは、特許法の施行開始)

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「ミャンマーの現在の知財状況」についてご紹介したいと思います。  以下、下記の項目に沿ってご説明します。1.はじめに2.現在の知財法の施行状況3.出願・権利化にあたっての留意点4.まとめ 1.はじめにミャンマーでは、比較的安価な「労働力」(1人当たりGDP1,053US$:2022年)、魅力的な「人口」(約5800万人:2023年)、親日的で勤勉な性格等から、「アジ...
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(無料)アセアン主要6か国の知財制度およびアセアン知財情報収集法(5/29開催セミナー)

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 アセアンへ特許などを出願する機会は多くは無いと思いますが、知財専門家としては知っておく必要がありますね。  私も大して分かっていませんので、一緒に勉強しましょう。  無料で参加できますの、5月29日(水)の午後の時間を確保して、ぜひ、ご参加ください。  ぜひ、知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご参加頂けますと幸いです。    オンラインセミナー開催要領 題名アセアン主要6か国の知財制度およびアセア...
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東南アジアの特許の誤訳訂正(訂正できない国に注意)

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「東南アジアの特許の誤訳訂正」についてご紹介したいと思います。 以下、下記の項目に沿ってご説明します。1.はじめに2.特許の誤訳訂正の可否3.誤訳を避けるための留意事項4.まとめ  1.はじめに近年、日本企業によるアセアン諸国への進出、特に中国からアセアン諸国への生産移管が進んでおり、アセアンにおいて「商標出願」だけでなく「特許出願」の件数も徐々に伸びてきています...
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東南アジアの特許出願の早期権利化(PPH、CPGを利用する)

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「東南アジアの特許出願の早期権利化」についてご紹介したいと思います。以下、下記の項目に沿ってご説明します。 はじめにアセアン各国における特許の早期審査プログラム実際の統計情報(タイ)まとめ   1.はじめに近年、日本企業によるアセアン諸国への進出、特に中国からアセアン諸国への生産移管が進んでおり(ジェトロ地域・分析レポート2021)、アセアンにおいて「商標出願」だけ...
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タイにおける営業秘密の保護(現地で問合せが増えている)

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「タイにおける営業秘密の保護」についてご紹介します。   以下、下記の項目に沿ってご説明します。1.はじめに2.営業秘密の定義3.営業秘密の侵害の定義4.エンフォースメント5.タイでの侵害事例の紹介6.救済手段、訴訟における争点7.現地代理人へのヒアリング8.まとめ  1.はじめに近年、中国からアセアン諸国への生産移管が進んでおり(ジェトロ地域・分析レポート2021...
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東南アジアに対する欧米の知財保護・執行に関する評価レポート(インドネシア、タイ、ベトナムが監視指定)

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「東南アジアに対する欧米の知財保護・執行に関する評価レポート」についてご紹介します。 お知らせ知財検定を受検される方は、こちらのページをご確認ください。無料の動画セミナー等もあります。  1.はじめにまずは、2022年の東南アジアの「1人当たりGDP(USドル)」と『実質GDP成長率(%)』を示したグラフをご紹介します。  1人当たりGDP(USドル)」と『実質G...
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東南アジアの用途発明の取扱い(タイ、インドネシア、ベトナムは基本NG!)

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「東南アジアの用途発明(医薬用途発明)の取り扱い」についてご説明します。東南アジアでは、用途発明(医薬用途発明)を保護対象として認めていない国、保護するための要件が厳しい国が存在します。 1.用途発明、医薬発明とは日本の特許・実用新案審査基準によれば、「用途発明」とは、ある物の未知の属性を発見し、この属性により、その物が新たな用途への使用に適することを見出したこと...
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東南アジアの模倣品・海賊版について考える

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「東南アジアの模倣品(海賊版)」について、なぜ東南アジアにおいて模倣品が出回ってしまうのか、現地の販売者は模倣品をどうして販売するのか、現地の消費者は模倣品をどうして購入してしまうのか、改めて考えてみたいと思います。 (以前にご紹介した「東南アジアの模倣品の現状」もご参考にして下さい。)  1.東南アジアにおいて模倣品・海賊版とは東南アジアにおいて「模倣品」とは、...
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(無料セミナー)日本との比較から考える、アセアン主要6か国での知財権利化および権利行使時の注意点(6/28開催)

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 東南アジアの知財を、理解してますか? 私は理解していません! そこで石川先生に教えてもらうことにしました。 一緒に勉強しましょう。  無料で参加できますの、6月28日の午後の時間を確保して、ぜひ、ご参加ください。  また、ぜひ、知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご参加頂けますと幸いです。    オンラインセミナー開催要領 題名日本との比較から考える、アセアン主要6か国での知財権利化および権利行使時の...
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ラオスの特許の保護・留意点(CPGで早期権利化を!)

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。「ラオス」は、いわゆる陸のアセアン(タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー)に属し、カンボジア、ミャンマーとともに後発開発途上国(開発途上国の中でも特に開発が遅れている国)に位置付けられています。 ラオスは、外港を持たない内陸国という不利な立地条件を有するものの、中国、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマーと国境を接しており、物流システムの整備・改善が進むことで、こ...