情報発信のススメ

こんにちは、知財実務情報Lab. 専門家チームの谷 和紘(弁理士会実務修習講師、弁理士会育成塾講師、弁理士法人楓国際特許事務所 パートナー弁理士)です。

   

私は、今年の6月からTwitterで実務に関する情報発信をしています。一部、しょうもない趣味の発信もしておりますが。。。

 

当初の目的は、私が講師を務めている弁理士会の育成塾の認知度を上げて、来年以降の受講生を確保したいということが目的でした。

現在も、その目的で情報発信をしておりますが、少し違う側面も出てきました。具体的には、自身の知名度を上げる、自身のブランディングを行うことです。

そして、これらを通じて、私自身を理解してもらい、依頼者及び私の双方が面白いと思う仕事を増やしたいと考えています。

  
私自身、これまで外部に積極的に情報発信を行ってきていませんでした。

クライアント向けに簡単な実務系のプレゼンをする程度でした。

情報発信と言うほどのレベルではないですね。実務系のプレゼンをやっていた理由は、もちろん一番は営業だったのですが、どちらかというと自分のスキルをPRすることにより、それに絡むような面白い仕事をやりたいという動機も大きいです。 

私にとって面白い仕事とは、例えば、知財担当者及び発明者と徹底的に議論して発明を練るといった仕事です。上記のようなプレゼンについては、多少の効果はあるのですが、目に見えてと言うほどではなかったです。

振り返ってみると、私自身の知名度が低すぎること、私自身のブランディングができていないこと、そして、一番は広く話をする機会が少なかったことであると思います。

勿論、クライアントが提案そのものに興味を持っていなかったり、タイミング合わなかったりというのもあったとは思います。

 

 

ところで、Twitterで実務系の情報発信を行うと、大なり小なりの反応があります。そして、それなりの頻度で情報発信を行っていると、声をかけて下さる人が出てきます。

最初は、リプライをもらうことから始まり、セミナーをやってみないかという話、you tubeで話してみないかという話、パネルディスカッションに出てみないかという話、色々とお話を頂くことができました。

声をかけて下さった方々には本当に感謝です。

セミナーなどを通じて、私の好きな実務、私が面白いと考える実務を広くお話しさせていただくことができました。

これらの活動を通じて、少しずつ、上記の自身の知名度を上げる、自身のブランディングを行うという目的の達成に近づくことができていると感じています。

とはいえ、現状では、ちょうど入口に到達できた程度ですが。。。入口を入った後の話を何年後かに話をできるように頑張りたいなと思っています。

 

 

情報発信をするメリットは、知名度向上、自己ブランディング以外にもあります。

具体的には、情報の裏取りのために勉強をするようになります。

本を読んだり、論文を読んだり、you tubeを見たりするようになります。

おかげで、この半年間、結構勉強をしました(なのに、義務研修の単位はヤバいです。。。)。

これは、情報発信の副産物です。更に、自分の強みも明確になりました。具体的には、私は、ゼロから何かを産み出すのは得意ではありませんが、何かにちょい足ししたり、ノウハウを言語化したりするのが得意だなと感じました。

例えば、誰かのセミナーを聞いた後に、これを自分の仕事に適用できる場面はどういった場面だろうと考えます。すると、自分の考えをちょい足しした新しい考えを作り出すことができます。

勿論、それを自分の実務で試したり、それを情報発信したりします。

 

こんな感じで、情報発信にはメリットがいっぱいあります。ということで、皆さんも恥ずかしがらずに情報発信をしましょう!

 

 

谷 和紘(弁理士会実務修習講師、弁理士会育成塾講師、弁理士法人楓国際特許事務所 パートナー弁理士)

 
弁理士法人楓国際特許事務所:
https://www.kaede-pat.com/