「元・意匠審判長が伝授する、意匠の調査、出願、権利化実務のノウハウ」と題するセミナーを1月28日に開催します。

 
 
こんにちは、弁理士・技術士の高橋です。
 
 
先日、知財実務情報Lab.の動画セミナー視聴用サイトを利用して下さっている方の中で、意匠実務に携わっている方へ、
 
「意匠の実務に関して、知りたいこと、困っていることなどを教えて下さい」というアンケートをお願いしました。
 

 
そうしたところ沢山の方がご協力くださり、例えば、
 
・審査官はどのように先行調査をやっているのか。
・類比判断の方法、具体的構成態様を特定するコツ
・部分意匠、全体意匠のどちらで出願すべきかの考え方、判断基準
・部分意匠の用途、機能を願書に書く際のコツ、注意点。
・部分意匠の権利範囲(全体が異なっても部分が略一致なら権利行使可能か?)
・バリエーション出願(関連意匠)をどの程度出すのが妥当か(連続的ではなく飛び石的でもOKなのか?)
・画像や内装が意匠登録の対象となったが、どこまでクリアランス調査をすればよいのか?

というような意見を頂きました。
 

 
そこで、このような疑問などを解消するためのセミナーを企画いたました。

 
講師はなんと特許庁で意匠の審査長審判長を歴任し、審査基準の作成等にも携わり、退庁後も意匠専門で実務をなさっている、意匠一筋38年の意匠を極めている先生です。
 

(ちなみに私は勝手に「意匠の神」と呼んでいます)

知財実務情報Lab.が総力を挙げて(?)企画したセミナーですので、意匠に携わっている方は、万障お繰り合わせのうえ、ご参加ください。

2022/1/28にオンラインセミナーを開催しますので、以下を確認のうえ、お申込み頂ければと思います。

なお、当日のセミナーを録画して、後から視聴できるように致します(2週間の予定)。当日のオンラインセミナーのみの参加もできますし、後日の録画のみを受講することもできますし、両方も可能です(いずれでも受講料は変わりません)。
 

<オンラインセミナー開催のお知らせ>

題名

元・意匠審判長が伝授する、意匠の調査、出願、権利化実務のノウハウ

講師

のぞみ特許事務所 弁理士 原田雅美 先生

1983年 特許庁入庁。その後、意匠審査官、意匠制度企画室長、意匠上席審査長、審判長などを歴任。2014年特許庁退職後、弁理士登録。千葉大学大学院非常勤講師、女子美術大学非常勤講師、会津大学短期学部非常勤講師。

概要

 令和元年に建築物や内装、画像の意匠を追加する改正が行われたこと等から意匠制度や意匠権に対する注目が集まっています。
 しかし、特許や商標とは違い、意匠の見識が深い方は多くないようです。そのため、新たなデザインに関し、何をどのように保護を図るべきか、意匠の調査手法、類否判断、部分意匠、関連意匠、画像の意匠、建築物と内装の意匠、ハーグ協定など、意匠制度に対する疑問点も多いと思われます。
 そこで、本セミナーでは、特許庁に入庁後、意匠審査長、審判長を歴任され、意匠制度企画室長として意匠法改正、審査基準改正に携わり、退庁後は意匠専門弁理士として長年、出願、権利化実務に携わってきた講師が、これらについて解説いたします。
高度な内容も含まれますが、初心者にもわかりやすく解説します。

プログラム(予定)

1.意匠の全体像と特殊規定
(1)意匠の保護対象、特に新しい意匠(画像、建築物と内装)について
☑保護対象の拡大
☑建築物と内装の意匠
(出願のポイント、権利化のメリット、令和元年改正意匠法・意匠審査基準の内容)
☑画像意匠
(従前の画像意匠と改正後の画像意匠の違い、令和元年改正意匠法・意匠審査基準の内容)

(2)意匠の登録要件
☑新規性の判断について
(新規性の判断基準)
新規性喪失の例外規定について
(特に自ら公開した事実の証明方法と注意点)
☑創作非容易性の判断について
(創作容易の類型と判断基準について)

(3)部分意匠
☑部分意匠の基本的事項と出願方法
☑部分意匠の権利範囲
☑部分意匠の出願戦略
(部分意匠、全体意匠のどちらで出願すべきか、どこを部分意匠にするべきか等)

(4)関連意匠
☑新しい関連意匠制度の内容
☑実務者から見た新関連意匠制度の活用と注意点
(連続的な改変意匠の保護、新規性喪失の例外規定との併用等)

(5)その他
☑秘密意匠制度
☑一意匠一出願

2.先行意匠調査の手法
(1)特許庁での審査方法
(特許庁の意匠審査官はどのように意匠審査を行っているのか)
☑審査体制
☑審査資料
(2)出願前の先行意匠調査について
☑調査目的に基づく具体的な先行意匠調査の手法
☑検索キー
☑調査範囲
(具体的事例を基にJ-PlatPat等を使用して解説)
(3)画像の意匠の調査
(4)建築物と内装の意匠の調査

3.類否判断のポイント
(1)基礎の確認(具体例等)
(2)部分意匠の場合
(3)画像の意匠の場合
(4)建築物と内装の意匠の場合

4.「類似」との拒絶理由通知や警告書への効果的な対応方法
(1)拒絶理由通知や警告等を受けないために行うべき対処
(2)拒絶理由通知や警告等を受けてしまった場合の対処
(非類似と主張するため題材(証拠)の調査、有利な主張を行うための論理構成)
☑類否判断基準の把握
☑登録意匠の権利範囲の把握

5.海外他国との調和
(1)海外の意匠制度とハーグ協定
(2)ハーグルートのメリット、デメリット

6.質疑、応答

開催日時

2022.1.28(金) 10~16時(5h。12~13時は昼休み。途中休憩あり)

※ 当日の録画をセミナー開催後、2週間、視聴いただけるようにします(2022.2.1(火)~2週間の予定)。当日参加できない方は録画のみ視聴頂くこともできます。当日参加して更に録画を視聴することも可能です。費用は同じです。

開催方法

・セミナー当日は、テレビ会議システム(Zoom)を用いたオンラインセミナーを開催します。
・カメラが付いたパソコンやスマホ、タブレットからも参加できます。
・こちらからお伝えするURLをクリックするだけで接続することができますので、何も難しいことはありません。初めてZoomを用いる方でも問題なく参加頂けます。
・万が一、何らかの理由で当日セミナーをうまく受講できなくても、録画を視聴いただけます(2週間の予定)。
・セミナー当日であれば講師へ直接質問も可能です。
・講師の顔が画面に表示されますが、受講者は顔を画面に表示させないことができます(表示しても問題ないです)。
・当日参加ではなく、録画のみで受講して頂くこともできます。申し込み方法等は変わりません。
・パワポ資料(PDF)はメールで配布します。

受講料

・45,000円/人(税込49,500円/人)
・「当日オンラインで受講」、「録画のみ受講」または「当日オンラインで受講+録画も受講」のいずれでも同じ受講料です。
・いずれの場合も領収書(PDF版)を発行いたします。紙の領収書は発行いたしません。
・銀行振込の場合、請求書(メール本文の簡易版)を発行いたします。

申し込み方法

<銀行振込の場合>
こちらをクリックして開く申込みフォーム、またはこちらのURL(https://ssl.form-mailer.jp/fms/e4e9b1d1727812)から開く申込みフォームに必要事項を記入して送信して下さい。

すぐにお振込み頂くための情報(銀行口座等)が記載された自動返信メールが届くはずですので(届かなければご連絡ください)、そのメールに記載の銀行口座に数日以内を目途にお振込みください。開催日の3日前までにお振込みできない場合はお問い合わせページからご連絡ください。

開催日の2日前にZoomへ接続するためのURLとハンドアウト(PDF)をメールでお送り致します。
 

<クレジットカード支払い>
こちらをクリックして開くPassMarketのページ、またはこちらのURL(https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0215k92hna221.html)のPassMarketのページ(同じページです)から申し込みおよび入金を行って下さい。

開催日の2日前にZoomへ接続するためのURLとハンドアウト(PDF)をメールでお送り致します。

申し込み期間

・本日から1/25まで
・録画のみ視聴する予定の方も、この日までにお申込み下さい。

全体の流れの確認

(1)「当日オンラインで受講」、「録画のみ受講」または「当日オンラインで受講+録画も受講」のいずれであっても、申し込み方法は同じです。費用も同額です。

1.1 銀行振込の場合は、こちらをクリックして開く申込みフォーム、またはこちらのURL(https://ssl.form-mailer.jp/fms/e4e9b1d1727812)から開く申込みフォームに必要事項を記入して送信して下さい。すぐにお振込み頂くための情報(銀行口座等)をメールで自動返信いたしますので、数日以内を目途にお振込みください。メール本文が簡易な請求書になっています。

1.2 クレジットカード払いの場合は、こちらをクリックして開くPassMarketのページ、またはこちらのURL(https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0215k92hna221.html)のPassMarketのページ(同じページです)から申し込みおよび入金を行って下さい。

銀行振込、クレジットカード払いのいずれの場合も、申し込み後、2日以内にメールで領収書をお送り致します。万が一、2日以内に領収書が届かない場合、お問い合わせページからご連絡ください。

(2)開催日(1/28)の2日前に「Zoomへ接続するためのURL」、「ハンドアウト(PDF)」をメールでお送り致します。「録画のみ受講」の方も含め全員に送ります。

(3)当日(1/28)受講する方は、10時の10分くらい前になったら「Zoomへ接続するためのURL」へアクセスして下さい、必要に応じて「ハンドアウト(PDF)」は印刷しておいて下さい。当日受講の場合は、講師に直接質問することもできます。

(4)セミナー終了後、数日以内に(2/1の予定)、録画を視聴いただくための情報を全員にメールで送ります。視聴可能期間は2週間の予定です。当日参加できなかった方、当日参加したけど復習したい方、予定通り録画で受講したい方など、申し込んで頂いた方は全員、録画を視聴いただくことができます。ただし、質問はできません。ご了承ください。

今回のセミナーの特徴

(1) オンラインで開催します。いつでも、どこからでも参加できます。

(2) 録画のみを受講することもできます。突然予定ができて当日参加できなくなっても録画で視聴いただけます。当日受講して更に録画を視聴することもできます。

(3) セミナー当日であれば講師へ質問等して頂くこともできます。

以上、不明点等があれば、お問い合わせページからご連絡ください。