「特許の権利維持・放棄の判断基準と価値評価の考え方~大王製紙、花王を例に挙げて~」と題するセミナーを2/25に開催します。


こんにちは、弁理士・技術士の高橋です。
 
特許権を維持するには特許料(いわゆる年金)を特許庁へ支払う必要がありますが、特許権の数が多くなってくると結構な金額になりますよね。
 
そこで不要な権利については年金支払いをやめて捨てれば良いですが、せっかく労力とコストをかけて権利をとったわけですし、簡単には捨て難いですね。
 
また、いったん捨ててしまえば原則として権利を復活させることはできないし、そういう捨てた権利に限って数年後に役立つことがあり、「あのとき捨てなければよかった!」等と言うこともあります。

 
 
このような企業の知財部の方の悩みを解消するためのセミナーを企画いたました。

 
企業知財部の方は、この機会にご参加いただければと思います。

2022/2/25にオンラインセミナーを開催しますので、以下を確認のうえ、お申込み頂ければと思います。

なお、当日のセミナーを録画して、後から視聴できるように致します(2週間の予定)。当日のオンラインセミナーのみの参加もできますし、後日の録画のみを受講することもできますし、両方も可能です(いずれでも受講料は変わりません)。

<オンラインセミナー開催のお知らせ>

題名

特許の権利維持・放棄の判断基準と価値評価の考え方 ~ 大王製紙、花王を例に挙げて ~

講師

よろず知財戦略コンサルティング 代表 萬 秀憲 先生

概要

 企業に知財部には、保有特許の棚卸における権利維持・放棄を決める局面、出願の可否を決める局面、中間処理時において補正方法を決定しなければならない局面などにおいて、費用対効果の視点を踏まえた判断が求められます。
 保有特許の価値の見極めは、適切な放棄判断のみならず、特許網の補強や特許利用範囲の拡大、さらには出願・権利化実務の高度化など戦略的な取り組みを可能とする側面も備えています。
 また、出願・権利化においては、公開による他社の模倣を防ぐために、秘匿化して社内でノウハウ情報を管理することも重要で、技術の特質や事業戦略を踏まえて慎重に価値評価を行い、出願・秘匿化の判断する必要があります。
 本講演では、大王製紙、花王での失敗例、成功例をまじえて、保有特許の棚卸における権利維持・放棄の判断基準と価値評価の考え方を解説します。

プログラム(予定)

1.保有特許の棚卸における権利維持・放棄の判断基準・考え方
(1)保有特許の価値評価の重要性
(2)自社における価値評価
 ①事業的価値の評価
☑当該特許の自社実施の有無と可能性
☑ライセンスの有無と可能性
☑他社実施の有無と可能性
☑収益性
☑貢献度
☑対外的アピール度
 ②技術的価値の評価
☑代替技術の有無
☑今後の利用可能性
☑技術の発展性
 ③特許的価値の評価
☑権利の位置付け
☑権利範囲の広さ
☑権利の強さ
☑侵害発見容易性
☑回避困難性
(3)他社牽制効果の評価
(4)ライセンス可能性の評価
(5)評価のタイミング
(6)権利維持、放棄の基準
(7)権利維持、放棄の決定までの手順
(8)棚卸後の知財戦略の立案
(9)花王における保有特許の棚卸(R&Dの立場から)
(10)大王製紙における保有特許の棚卸
 ①拡大期
 ②横並び期
 ③独自指標期

2.特許出願するべきか否かの判断基準・考え方
(1)出願時の価値評価の重要性
(2)出願時における価値評価
 ①事業的価値の評価
 ②技術的価値の評価
 ③特許的価値の評価
(3)先行技術調査による権利化可能性の評価
(4)他社牽制効果の評価
(5)ライセンス可能性の評価
(6)出願・ノウハウ秘匿の基準
(7)出願・ノウハウ秘匿の決定までの手順
(8)出願・ノウハウ秘匿の決定後の知財戦略
(9)花王における出願時の価値評価(R&Dの立場から)
(10)大王製紙における出願時の価値評価

3.中間処理をどのように行うべきかの判断基準・考え方
(1)中間処理時の価値評価の重要性
(2)中間処理時における価値評価
 ①事業的価値の評価
 ②技術的価値の評価
 ③特許的価値の評価
(3)情報提供に注目した他社牽制効果の評価
(4)ライセンス可能性の評価
(5)中間処理時に誰が何を判断すべきか
(6)中間処理時の判断決定までの手順
(7)中間処理時の判断決定後の知財戦略
(8)花王における中間処理時の価値評価(R&Dの立場から)
(9)大王製紙における中間処理時の価値評価

4.質疑、応答

開催日時

2022.2.25(金) 13~17時(4h。途中休憩あり)

※ 当日の録画をセミナー開催後、2週間、視聴いただけるようにします(2022.3.1(火)~2週間の予定)。当日参加できない方は録画のみ視聴頂くこともできます。当日参加して更に録画を視聴することも可能です。費用は同じです。

開催方法

・セミナー当日は、テレビ会議システム(Zoom)を用いたオンラインセミナーを開催します。
・カメラが付いたパソコンやスマホ、タブレットからも参加できます。
・こちらからお伝えするURLをクリックするだけで接続することができますので、何も難しいことはありません。初めてZoomを用いる方でも問題なく参加頂けます。
・万が一、何らかの理由で当日セミナーをうまく受講できなくても、録画を視聴いただけます(2週間の予定)。
・セミナー当日であれば講師へ直接質問も可能です。
・講師の顔が画面に表示されますが、受講者は顔を画面に表示させないことができます(表示しても問題ないです)。
・当日参加ではなく、録画のみで受講して頂くこともできます。申し込み方法等は変わりません。
・パワポ資料(PDF)はメールで配布します。

受講料

・36,000円/人(税込39,600円/人)
・「当日オンラインで受講」、「録画のみ受講」または「当日オンラインで受講+録画も受講」のいずれでも同じ受講料です。
・いずれの場合も領収書(PDF版)を発行いたします。紙の領収書は発行いたしません。
・銀行振込の場合、請求書(メール本文の簡易版)を発行いたします。

申し込み方法

<銀行振込の場合>
こちらをクリックして開く申込みフォーム、またはこちらのURL(https://ssl.form-mailer.jp/fms/aa5462f2729283)から開く申込みフォームに必要事項を記入して送信して下さい。

すぐにお振込み頂くための情報(銀行口座等)が記載された自動返信メールが届くはずですので(届かなければご連絡ください)、そのメールに記載の銀行口座に数日以内を目途にお振込みください。開催日の3日前までにお振込みできない場合はお問い合わせページからご連絡ください。

開催日の2日前にZoomへ接続するためのURLとハンドアウト(PDF)をメールでお送り致します。
 

<クレジットカード支払い>
こちらをクリックして開くPassMarketのページ、またはこちらのURL(https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02rk2144r7321.html)のPassMarketのページ(同じページです)から申し込みおよび入金を行って下さい。

開催日の2日前にZoomへ接続するためのURLとハンドアウト(PDF)をメールでお送り致します。

申し込み期間

・本日から2/22まで
・録画のみ視聴する予定の方も、この日までにお申込み下さい。

全体の流れの確認

(1)「当日オンラインで受講」、「録画のみ受講」または「当日オンラインで受講+録画も受講」のいずれであっても、申し込み方法は同じです。費用も同額です。

1.1 銀行振込の場合は、こちらをクリックして開く申込みフォーム、またはこちらのURL(https://ssl.form-mailer.jp/fms/aa5462f2729283)から開く申込みフォームに必要事項を記入して送信して下さい。すぐにお振込み頂くための情報(銀行口座等)をメールで自動返信いたしますので、数日以内を目途にお振込みください。メール本文が簡易な請求書になっています。

1.2 クレジットカード払いの場合は、こちらをクリックして開くPassMarketのページ、またはこちらのURL(https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02rk2144r7321.html)のPassMarketのページ(同じページです)から申し込みおよび入金を行って下さい。

銀行振込、クレジットカード払いのいずれの場合も、申し込み後、2営業日以内にメールで領収書をお送り致します。万が一、2営業日以内に領収書が届かない場合、お問い合わせページからご連絡ください。

(2)開催日(1/28)の2日前に「Zoomへ接続するためのURL」、「ハンドアウト(PDF)」をメールでお送り致します。「録画のみ受講」の方も含め全員に送ります。

(3)当日(2/25)受講する方は、開始時刻の10分くらい前になったら「Zoomへ接続するためのURL」へアクセスして下さい、必要に応じて「ハンドアウト(PDF)」は印刷しておいて下さい。当日受講の場合は、講師に直接質問することもできます。

(4)セミナー終了後、数日以内に(3/1の予定)、録画を視聴いただくための情報を全員にメールで送ります。視聴可能期間は2週間の予定です。当日参加できなかった方、当日参加したけど復習したい方、予定通り録画で受講したい方など、申し込んで頂いた方は全員、録画を視聴いただくことができます。ただし、質問はできません。ご了承ください。

今回のセミナーの特徴

(1) オンラインで開催します。いつでも、どこからでも参加できます。

(2) 録画のみを受講することもできます。突然予定ができて当日参加できなくなっても録画で視聴いただけます。当日受講して更に録画を視聴することもできます。

(3) セミナー当日であれば講師へ質問等して頂くこともできます。

以上、不明点等があれば、お問い合わせページからご連絡ください。