角渕 由英

特許調査の基本的な流れ ~予備検索から本検索への拡張~

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。今回は、特許調査の基本的な流れである、予備検索から本検索への流れについて述べたいと思います。 技術が多様化した現在、どんなに優秀なサーチャーであっても、いかなる分野にも精通しているというようなことはありません。特許調査を行う場合には、通常、本検索を実施する前に特許分類や関連技術・技術常識を把握することを目的とした「予備検索」を行うことになります。  効率的で...
高橋 政治

「製法クレーム作成のノウハウ」と題するセミナーを5/23~6/5の2週間だけ公開します。

 ★以下に説明する動画セミナーは2021年2月27日に公開したものと同一内容です。 よくみる製法クレームの問題点<その1>以下のようなクレームをよく見かけます。 【請求項1】半導体基板上に半導体層を積層する工程と、前工程によって得られた、前記半導体層が積層された前記半導体基板を加熱する工程と、前工程によって得られた、前記半導体層が積層され、加熱された前記半導体基板における端面に溝を形成する工程と、を備える、半導体の製造方法。  このクレームに記載の発明は、かなり単純な発明です...
石川 勇介

東南アジアの模倣品の現状

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「東南アジアの模倣品の現状」についてご説明したいと思います。  1.東南アジアの知財保護と言えば「模倣品対策」東南アジアの経済成長はめざましい一方で(今はコロナウイルスの影響で停滞していますが)、経済成長に伴い「模倣品」※1の流通量も増加しており、現状は、東南アジアでの知財保護と言えば「模倣品対策」が中心となっています。 特に、中国を発信源とする模倣品が、主に陸路...
松本 公一

(無料)特許・実用新案審査基準の勉強会を開催します。

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 元特許庁審査官の先生に、特許・実用新案審査基準を解説してもらう勉強会(セミナー)を開催します。  月1回開催、1回あたり約1hで、審査基準を最初から順番に解説していき、何回か(10回くらい?)で最後まで解説して頂く予定です。セミナーでは質問等も受け付けます。 「今から審査基準をキッチリ勉強したい人のキッカケ」、「以前勉強したが結構忘れてしまった方の復習」などとしてご利用頂ければと思います。  無料ですので、知財部や特許事務...
石川 勇介

東南アジアの知財情報を効率良く収集するには

 知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)と申します。 ここでは、ジェトロ・バンコク駐在時代に得られた東南アジアの知財制度に関する情報、また実務や現地代理人・知財当局を通じて得られた東南アジアの知財情報をお伝えし、皆様の東南アジア(アセアン諸国)における知財実務に役立つ情報を提供していきたいと思います。 そもそも、アセアン諸国は東南アジア10カ国からなる経済等の地域協力機構ですが、国ごとに知財制度が異なり、また法体系も異なっています...
角渕 由英

「プロのサーチャー弁理士が手の内を明かす、侵害予防調査と無効資料調査の実務的ノウハウ」と題するセミナーを6/30に開催します。

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 侵害予防調査と無効資料調査に関するセミナーを開催します。 特許検索競技大会で最優秀賞を受賞されたこともある角渕由英先生(弁理士・博士(理学))が講師です。  今回は理論的なことよりも、実務的なこと、つまり「実務ではどのように考えて、具体的にはどのような検索式を作るのか」を開示してくれます。 角渕先生は、従来、いろいろなところで特許調査に関するセミナーの講師を担当されていますが、ここまで「手の内」を開示したことは無いとおっし...
田村 良介

簡潔で、理解しやすい文章を書くには?

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田村良介(弁理士、ライトハウス国際特許事務所 所長)です。 特許の実務をしていて気付いたこと、考えていることなど、皆さまの実務に少しでも役立つことをお届けできればと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 さて、知的財産部、特許事務所のいずれに所属している方でも、文章を書くことに、業務時間の多くを費やしているのではないかと思います。明細書や意見書だけでなく、社内、社外へのメールなど。 明細書は、発明を正確に表現し、審査や訴...
角渕 由英

特定登録調査機関制度&早期審査を活用する権利化戦略

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 今回は、特定登録調査機関制度と、早期審査制度を活用した権利化戦略について紹介します。  現在、日本特許庁の審査では、ファーストアクション(一次審査通知)までの期間は約10月です。重要度が非常に高い出願や、新製品・新サービスのリリース前に権利化を行いたい場合などには、早期に審査結果を知りたいでしょうし、早期に権利化を図りたいかと思います。(スーパー)早期審査...
長谷川 寛

日本のマルチマルチクレーム制限がEPO移行へどのように影響するか

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チーム、Hasegawa弁理士事務所代表の長谷川です。 日本では2022年2月25日に公布された特許法施行規則及び実用新案法施行規則の一部を改正する省令により、これまで認められていたマルチマルチクレームが4月1日から認められなくなります。一方で欧州特許庁ではマルチマルチクレームは問題なく認められています。このためマルチマルチクレームの実務に関しては4月1日以降日本と欧州とで差異が生じることになります。この差異により欧州での権利化を予定し...
未分類

迷惑メールフォルダーに知財実務情報Lab.からのメールが入らないようにする方法(Gmail編)

 知財実務情報Lab.からのメールが迷惑メールフォルダーに入ってしまう方がいらっしゃるようです。  対策は色々とあると思うのですが、以下にGmailにおける対策を記します。 Gmailを利用している方は、以下の1~4の順に調整してみて下さい。 非常に簡単で、おそらく1~2分でできます。よろしくお願い致します。  1.Gmailで知財実務情報Lab.からのメールを開く。 2.右上の「・・・」(→縦3つの点)をクリックし、「メールの自動振り分け設定」をクリックする。  3.下方の...