角渕 由英

キーワードの調べ方

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 前回は、特許調査において検索キーとして用いられる「特許分類」と「キーワード」のうち、「特許分類」の調べ方について述べました。 今回は「キーワード」の調べ方について述べたいと思います。 特許調査でキーワードを用いるときは、同義語や類義語をカバーして検索漏れを防ぐように留意しなければなりません。 例えば、「エアコン」を調査するときには、「エアコン」、「エアーコ...
森田 裕

これまでの知財業務の中でやっておいてよかったと思っていること

おはようございます。知財実務情報Lab.専門家チームの森田裕(大野総合法律事務所パートナー弁理士、博士(医学))です。 非常に個人的な意見になりますが、やっておいてよかったことについて述べておきたいと思います。概ね以下の5つにまとめられます。 ①日本弁理士会の実務系委員会への参加②大学での知財顧問経験③特許デューディリジェンス経験④侵害訴訟・無効審判経験⑤事務所での権利化業務経験     1.日本弁理士会の実務系委員会への参加一つ目は、日本弁理士会の実務系委員会への参加です。...
田村 良介

独立した後、仕事の依頼を受けるには?

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田村良介(弁理士、ライトハウス国際特許事務所)です。 弁理士のキャリアの1つとして、特許事務所での独立があります。中には、独立してすぐに、多くの仕事の依頼を受けている優秀な方もいらっしゃいます。ですが、独立した後、仕事の依頼を受けることができるのだろうか?と不安に思ってる方も多いのではないでしょうか。ちなみに、私は、独立時に仕事がほとんどない状態でした。 それでは、独立後、仕事の依頼を受けるために、どのようなことを考えていけばよ...
石川 勇介

東南アジアの第1国出願義務(違反すれば刑事罰も)

 おはようございます。知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「東南アジアの第1国出願義務」についてご説明したいと思います。   1.はじめに近年、オープンイノベーションの必要性の高まりを受けて、日本国内に留まらずクロスボーダーでの複数企業、大学等を主体とする共同研究・開発が盛んに行われています。このように、国境を越えて複数企業・大学等が共同研究・開発を行う場合、成果として創出された知的財産の取扱いについては注意を必...
松本 公一

(無料)第4回 / 特許・実用新案審査基準の勉強会を9/14に開催します。

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 元特許庁審査官の松本公一先生に、特許・実用新案審査基準を解説して頂くセミナーを開催しています。   第4回目の特許・実用新案審査基準の勉強会(セミナー)は9月14日(水)の13~14時に開催します。 「今から審査基準をキッチリ勉強したい人のキッカケ」、「以前勉強したが結構忘れてしまった方の復習」などとしてご利用頂ければと思います。  無料ですので、知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご利用頂けると幸...
角渕 由英

特許分類の調べ方

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 前回は、特許調査において検索キーとして用いられる「特許分類」と「キーワード」について、特に「特許分類」の必要性について述べました。 今回は「特許分類」の調べ方について述べたいと思います。   例として、CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)を利用して生体内(in vivo)でゲノム編集を行う技術を調査対象として説明します。 ある技術に付与される...
谷 和紘

(無料)「発明者が提案する狭い発明から、広いクレーム1を創り出す技術」と題するセミナーを9/7に開催します。

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 弁理士試験に合格したら全員が受講する実務修習や、弁理士会主催の育成塾にて、弁理士へ明細書の書き方などを教える講師をされている谷和紘先生に講演して頂けることになりました。 しかも、無料です。  今回は、「発明の広げ方」に関するセミナーです。 以下の通り、9月7日(水)の13時~14時30分で開催しますので、ぜひ、ご参加ください。 また、無料ですので、ぜひ、お知り合いにご紹介ください。多くの方にご参加いただけると幸いです。  ...
高橋 政治

(無料)「第2回・特許の基礎知識」と題するセミナーを8/17に開催します。

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 前回に引き続き、第2回目の開催です。   私の書籍「技術者・研究者のための特許の知識と実務(第4版)」を用い、この内容を解説するセミナーです。 今回は「特許要件」について解説します。 「技術者・研究者のための・・・」とありますが、知財部や特許事務所に所属していてまだ経験が浅い方や事務員さんに聞いて頂ければ、お役に立つのではないかと思っています。もちろん、技術者、研究者の方もご参加ください。 無料ですので、お知り合いにご紹介...
高橋 政治

「他社を牽制して自社の事業を強くするソフトウェア特許を取得するための実務的ノウハウ」と題するセミナーを9/22に開催します。

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 ソフトウエア特許って、特許回避が容易な技術分野の代表格ですよね。 他社の特許を見て、発明のポイントやコンセプトをマネしつつ、構成要件の一部を変更することで特許侵害を回避することが、他の技術分野と比較すると用意であると言われています。 これでは折角、特許を取っても自社の事業に役立たないし、むしろ他社に情報を与えてしまうことになりかねません。 そういう意味で、ソフトウェア特許の権利は難しいと思います。 そのようなことを含め、ソフ...
立花 顕治

日本と欧米のクレーム作成のしきたりの違い
ソフトウエア編~その2~

おはようございます。知財実務情報Lab.専門家チームの立花顕治です。 前回に引き続き、欧米のソフトウエア分野のクレーム作成のしきたりについて説明します。 前回は、デバイスクレームの記載方法について説明しましたが、今回は、その他のカテゴリーの記載方法について説明します。 お知らせ「インド特許実務、その特殊性、対応ポイントおよび審判廃止などコロナ禍以降の最新動向」と題するセミナーを8/26に開催します。 ご興味をお持ち下さったら、以下をクリックして開くページにて詳細をご確認くださ...