角渕 由英

角渕 由英

(無料)「特許調査の王道」と題するセミナーを12/14に開催します。

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 特許調査のプロである角渕由英先生(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会最優秀賞)による特許調査についての講演会(セミナー)を開催します。  題して、「特許調査の王道」です。 以下の通り、12月14日(水)の13時~14時30分で開催しますので、ぜひ、ご参加ください。 また、無料ですので、ぜひ、お知り合いにご紹介ください。多くの方にご参加いただけると幸いです。 なお、2023年1月27日にも以下のように角渕先生のセミナーが開...
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特許分類とキーワードを用いた本検索

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 これまでの連載で、特許調査において検索キーとして用いられる「特許分類」(前々回)と「キーワード」(前回)の調べ方について説明をしてきました。 今回は「特許分類」と「キーワード」を用いた本検索について述べたいと思います。   前々回と前回で調べた特許分類とキーワードを用いて本検索を行います。 調査対象は、『CRISPR-Cas9システムをvivo(生体内)で...
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キーワードの調べ方

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 前回は、特許調査において検索キーとして用いられる「特許分類」と「キーワード」のうち、「特許分類」の調べ方について述べました。 今回は「キーワード」の調べ方について述べたいと思います。 特許調査でキーワードを用いるときは、同義語や類義語をカバーして検索漏れを防ぐように留意しなければなりません。 例えば、「エアコン」を調査するときには、「エアコン」、「エアーコ...
角渕 由英

特許分類の調べ方

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 前回は、特許調査において検索キーとして用いられる「特許分類」と「キーワード」について、特に「特許分類」の必要性について述べました。 今回は「特許分類」の調べ方について述べたいと思います。   例として、CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)を利用して生体内(in vivo)でゲノム編集を行う技術を調査対象として説明します。 ある技術に付与される...
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特許分類とキーワードについて ~ 特許分類の必要性 ~

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 今回は、特許調査において検索キーとして用いられる「特許分類」と「キーワード」について、特に「特許分類」の必要性について、述べたいと思います。 特許調査で入力する検索式を作成するときにポイントとなるのが、特許分類やキーワードの選定です。 後述しますように、特許分類を用いる場合とキーワードを用いる場合の長所・短所を正しく理解して、バランスよく適切に使い分けるこ...
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特許調査の基本的な流れ ~予備検索から本検索への拡張~

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。今回は、特許調査の基本的な流れである、予備検索から本検索への流れについて述べたいと思います。 技術が多様化した現在、どんなに優秀なサーチャーであっても、いかなる分野にも精通しているというようなことはありません。特許調査を行う場合には、通常、本検索を実施する前に特許分類や関連技術・技術常識を把握することを目的とした「予備検索」を行うことになります。  効率的で...
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「プロのサーチャー弁理士が手の内を明かす、侵害予防調査と無効資料調査の実務的ノウハウ」と題するセミナーを6/30に開催します。

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 侵害予防調査と無効資料調査に関するセミナーを開催します。 特許検索競技大会で最優秀賞を受賞されたこともある角渕由英先生(弁理士・博士(理学))が講師です。  今回は理論的なことよりも、実務的なこと、つまり「実務ではどのように考えて、具体的にはどのような検索式を作るのか」を開示してくれます。 角渕先生は、従来、いろいろなところで特許調査に関するセミナーの講師を担当されていますが、ここまで「手の内」を開示したことは無いとおっし...
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特定登録調査機関制度&早期審査を活用する権利化戦略

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 今回は、特定登録調査機関制度と、早期審査制度を活用した権利化戦略について紹介します。  現在、日本特許庁の審査では、ファーストアクション(一次審査通知)までの期間は約10月です。重要度が非常に高い出願や、新製品・新サービスのリリース前に権利化を行いたい場合などには、早期に審査結果を知りたいでしょうし、早期に権利化を図りたいかと思います。(スーパー)早期審査...
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「3単語近傍検索」で効率よく文献を見つけよう

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。今回は、効率よく所望の記載がある文献を検索することが可能な近傍検索の有効活用法について紹介します。  近傍検索とは?「近傍検索」とは、複数(通常は、2つまたは3つ)のキーワードの間隔(文字間(日本語)や単語間(英語))を指定して検索をすることです。近傍検索は、市販の特許検索データベースでは一般的に実装されている機能ですが、J-PlatPatでも利用可能となって...
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サーチャーから弁理士へのキャリアプラン

 こんちには、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学))です。 ここでは、私のキャリアについて紹介をしながら、特許調査を行うサーチャー(特許調査員)から弁理士へのキャリアアップについて述べたいと思います。弁理士のキャリアップの一例として、今後、弁理士として活躍したい方への参考になれば幸いです。  自分の知財に関するキャリアを大まかに分けると、以下のようになります。①2008年~2011年:アカデミック 博士課程(東京大学理学系研究科化学専攻)②2011...