田中 研二

日々の中間対応に「検索報告書」を活用しよう!

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田中研二(弁理士)です。 今回は、中間対応で役に立つ特許庁の「検索報告書」について説明します。既に実務で活用されている方もいらっしゃると思いますが、意外と知らない方も少なくないようなので、私なりの活用方法を紹介してみます。   検索報告書とは?特許庁の審査官は、多くのケースで先行文献調査を外注しています。特許庁資料によると、外注件数は約14.2万件とのことで、これは2023年の審査請求件数(約23万件)の60%強にあたります。この...
角渕 由英

特許文書の読み方(6)スクリーニング時に色を活用する方法

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会最優秀賞)です。 連載で、「特許文書の読み方」について説明をしています。 前回は、(5)特許文書を読む際に色塗りを活用する方法について述べました。 今回は、スクリーニング時に色を活用する方法について述べます。  WEBブラウザにおいて、多くの特許文書を効率的スクリーニングするにはどうしたらよいでしょうか? とある特許公報を単に表示させるだけだと、以下に示すように文字が並んでいるだけ...
立花 顕治

(無料)外国出願に向けた補正に有用なリクレームの活用 ~特に補正に厳しいEPO出願に対応する~【4/16開催セミナー】

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 立花顕治先生(レクシア特許法律事務所 代表パートナー)のセミナーは、いつも非常に多くの方に参加いただいてます。過去実績ですと受講者が600人を超えたこともあります。 今回は、外国出願、特に欧州特許出願における補正を考慮したリクレームについてのセミナーです。 私のようなマニアにはたまらない内容ですね。  ご存知のない方のために一応お知らせすると、立花先生は日本の弁理士であり、米国パテントエージェント試験にも合格し、上記の書籍...
高石 秀樹

実測データの残差から明細書中の効果を僅かに満たさない試料も「おおよそ所望の」効果を得られるとしてサポート要件を認めた事例

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、実測データの残差から明細書中の効果を僅かに満たさない試料も「おおよそ所望の」効果を得られるとしてサポート要件を認めた事例(審決取消訴訟)である、-知財高判令和4年(行ケ)第10057号、第10054号【ランプ】<本多裁判長>-について解説したいと思います。   【本判決の要旨、若干の考察】1.特許請求の範囲(請求項1)「…複数のLEDチップの各々の光が前記ランプの...
高石 秀樹

パラメータ発明の先使用権につき、パラメータの認識を要求した裁判例は存在しない。

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 知財高判令和3年(ネ)10086【ランプ】<本多裁判長>≒原審・大阪地判平成29年(ワ)1390では、先使用製品のバラツキを認定した上で、調整可能範囲を先使用権の範囲として認定しました。また、出願日前の実施品が特許発明に包含され得ることに言及しました。さらに、パラメータを認識していなくても、先使用権成立と判断されました。 今回は、これに関して解説します。  ※本判決につい...
松本 公一

(無料)第15回 / 特許・実用新案審査基準の勉強会を4/9(水)に開催します。

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 元特許庁審査官の松本公一先生に、特許・実用新案審査基準を解説して頂くセミナーを開催しています。   第15回目の特許・実用新案審査基準の勉強会(セミナー)は2025年4月9日(水)の13~14時に開催します。 今回は、第2部第2章の36条5項、サポート要件、簡潔性要件、委任省令要件を解説して頂きます。 「今から審査基準をキッチリ勉強したい人のキッカケ」、「以前勉強したが結構忘れてしまった方の復習」などとしてご利用頂ければと思...
田中 研二

「補正なし審判請求」の逆転率を計算してみた

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田中研二(弁理士)です。 みなさま、審判請求してますか?特許庁統計によると、拒絶査定不服審判における請求成立率(特許審決の割合)は年々増加しており、2023年は78%でした。この数字を見ると、拒絶査定をもらっても全く諦める必要はないことがわかりますし、私の実感としては「審査段階よりも審判段階のほうがかなり特許されやすいのでは?」と感じることもままあります。   ネックはお金がかかることですが、自社の競争優位に資する重要出願であれ...
石川 勇介

東南アジアのソフトウェア関連発明の保護

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「東南アジア(アセアン諸国)におけるコンピュータソフトウェア関連発明の保護」についてご紹介したいと思います。 以下、下記の項目に沿ってご説明します。1.はじめに2.東南アジアのソフトウェア関連発明等の「保護対象」3.東南アジアのソフトウェア関連発明等の「権利化事例」4.まとめ  1.はじめに近年、シンガポール、インドネシア及びマレーシアなどを筆頭に「東南アジア(ア...
角渕 由英

侵害予防調査と無効資料調査のコツ ~ 誰でも、J-PlatPatしか利用できない環境であっても、フレームワーク(型)を用いてルーティーンで迷わず調査する方法、コツ、ノウハウを具体例を挙げて解説・伝授します ~【4/25開催セミナー】

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋(弁理士・技術士)です。 角渕先生のセミナーはいつも大人気なんですが、受講して下さった方から、  「誰でも、これだけ押さえておけば何とかなる、というセミナーはないですか?」  「基礎的なところをキッチリと固めるセミナーはないですか?」 「J-PlatPatだけしか使えないんですが、何とかする方法はありますか?」   というようなご要望を頂きましたので、角渕先生にそれに応えるセミナーを作って頂きました!  ・誰でも、・J-PlatPa...
セミナー

特許権の権利行使の実務上の留意点と訴訟戦術 ~主として特許権者側の立場から ~【3/14開催セミナー】

競合他社が自社の特許権を侵害しているとき、どのように対応するべきか、どのように権利行使するのか、審理がどのように進んでいくのかを知っておくことは重要ですね。 侵害訴訟を提起する前は、何をすればよいのでしょうか。警告書を送って交渉するとしても、その際、何に注意すべきでしょうか。 訴訟提起時は、どのように立証して、誰を被告にすべきでしょうか。 訴訟審理はどのように進んでいくのでしょうか。差止を早期に実現するにはどうすればよいのでしょうか。強制執行は? さらに相手に無効審判を起こさ...