森田 裕

森田 裕

発明ヒアリングでやっていること

おはようございます。知財実務情報Lab.専門家チームの森田裕(大野総合法律事務所パートナー弁理士、博士(医学))です。  特許事務所では、発明の権利化のために、明細書をドラフティングします。発明を正確に理解するためにはヒアリングは不可欠という立場ですので、クライアントが避けたいと希望しない限りはヒアリングをしていますが、発明ヒアリングでは何をするべきなのかは、とても重要な問題ですし、永遠の課題なのかも知れません。 筆者は医薬バイオ分野を専門としているので、医薬バイオ分野でのヒ...
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これまでの知財業務の中でやっておいてよかったと思っていること

おはようございます。知財実務情報Lab.専門家チームの森田裕(大野総合法律事務所パートナー弁理士、博士(医学))です。 非常に個人的な意見になりますが、やっておいてよかったことについて述べておきたいと思います。概ね以下の5つにまとめられます。 ①日本弁理士会の実務系委員会への参加②大学での知財顧問経験③特許デューディリジェンス経験④侵害訴訟・無効審判経験⑤事務所での権利化業務経験     1.日本弁理士会の実務系委員会への参加一つ目は、日本弁理士会の実務系委員会への参加です。...
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知財コンサルティングは稼げるのか?

 おはようございます。知財実務情報Lab.専門家チームの森田裕(大野総合法律事務所パートナー弁理士、博士(医学))です。 知財コンサルティングは稼げるのかという問題について簡単に意見を述べておきたいと思います。 結論から述べると稼げると思いますし、クライアントの事業への貢献が大きいほど稼げるので、次元がかなり違ってくるのではないかと思われます。 出願をしないとなぜか宣言して、有料で知財コンサルティングをしていたことがあるので、意見を述べる資格はあるのではないかと思っています。...
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法律事務所勤務の弁理士の日常

 おはようございます。知財実務情報Lab.専門家チームの森田裕です。  今回は、皆さんが知財業界でのキャリアプランを検討するにあたって、少しレアかも知れない法律事務所での弁理士の仕事について述べたいと思います。法律事務所の幅は、特許事務所の幅よりもかなり広く、仕事の種類が様々ですので、様々な方の経験談を聞いていただきたいと思うのですが、そのうちの一つとして、私の経験談を記しておきたいと思います。私の個人的見解では、法律事務所に参画することは、弁理士のお勧めのキャリアパスです。...
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知財的観点から知財保護に適した事業形態を構築してみよう 

おはようございます。知財実務情報Lab.専門家チームの森田裕です。前回、特許出願をするときにもっとも考えて欲しいこととして、ビジネスプランとその収益性の検討が重要であると述べました。特許は、収益性の高いビジネスに向けて取得すると価値が高まり易いためです。 今回は、知財保護に適したビジネス構築のお話です。このようなビジネス構築を知財専門家が支援するということもまた、重要かもしれないというお話をしたいと思います。 事業形態によって、特許保護やノウハウ保護に適したものと適しないもの...
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「外国の権利化事例に学ぶバイオ医薬分野のモダリティ毎の権利化戦略」と題するセミナーを5/20に開催します。

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 バイオ・医薬分野の特許に関わる方に、吉報です。 先日、第3回IPBASEAWARD知財専門家部門のグランプリを受賞された森田裕先生にご講演いただけることになりました。 バイオ・医薬分野の特許に関わる方は、ぜひ、ご参加ください。 私はバイオ・医薬分野が専門では無いですが、目次や概要等を読む限り、おそらく他の技術分野にも適用できる事項があると思っており、非常に楽しみにしています。 ぜひ、5月20日(金)の午後の時間を確保して下...
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特許出願をするときに考えて欲しい最も重要なこと~ビジネスプランとその収益性の検討の重要性について~

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チーム、大野総合法律事務所の弁理士 森田裕と申します。 これから数回にわたっていくつかのコラムを連載することを予定しておりますが、キャリアプランの設計に役立つような柔らかい話から実務の向上に役立つものまでを幅広く取り扱いたいと考えています。 初回は、特許出願をするときに考えて欲しい最も重要なことです。特許出願時の「収益性のあるビジネスを守るという意識」の重要性についてお話ししたいと思います。  森田先生のnoteはこちら。  特許出願の...