高石 秀樹

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医薬用途発明の実施を「専ら」基準により非充足とし、一定割合でよいという特許権者の主張によれば新規性を欠くとして、特許権侵害を否定した事例

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、《東京地方裁判所》不正競争防止法違反に基づく差止仮処分申立事件(医薬用途発明の実施を専ら基準により非充足とし、一定割合でよいという特許権者の主張によれば新規性を欠くとして、特許権侵害を否定した事例)-東京地決令和6年(ヨ)第30029号【加齢黄斑変性症事件】<中島裁判長>(民事40部)-について解説したいと思います。  【本判決の要旨、若干の考察】1.特許請求の範...
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出願時に知られていなかった課題であるが特許請求の範囲に属する「EGFaミミック抗体」を当業者が出願日当時に試行錯誤なく取得できなかったとして、サポート要件・実施可能要件違反とした事例

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、損害賠償請求事件(出願時に知られていなかった課題であるが特許請求の範囲に属する「EGFaミミック抗体」を当業者が出願日当時に試行錯誤なく取得できなかったとして、サポート要件・実施可能要件違反とした事例)-東京地判令和2年(ワ)8642【PCSK9に対する抗原結合タンパク質】第2次侵害訴訟<杉浦裁判長>- について解説したいと思います。    【本判決の要旨、若干の考...
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一審では公然実施発明に基づく新規性欠如で無効とされたが、控訴審で主張した訂正の再抗弁が認められ、特許権者逆転勝訴(訂正後の特許有効)

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、《知的財産高等裁判所》特許権侵害行為差止等請求控訴事件(一審では公然実施発明に基づく新規性欠如で無効とされたが、控訴審で主張した訂正の再抗弁が認められ、特許権者逆転勝訴(訂正後の特許有効))-知財高判令和5年(ネ)第10010号【機能水】<東海林裁判長>--(原審・大阪地判令和3年(ワ)第4920号)-について解説したいと思います。   【本判決の要旨、若干の考察...
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(無料)最近の進歩性判断 ~ 特許裁判例事典(第4版)で追記した裁判例を中心として~ 【7/30開催セミナー】

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 弁護士・弁理士の高石秀樹先生の「論点別 特許裁判例辞典」の第4版が、ついに出版されました。→「論点別特許裁判例事典第四版」購入ページ|株式会社知財塾 そこで「最近の進歩性」について、第4版に追記した裁判例を中心として解説して頂きます。 一緒に勉強しましょう。 今回のセミナーも無料ですので、7月30日の午後の時間を確保して、ぜひ、ご参加ください。  また、ぜひ、知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご参加...
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(無料)「(医薬)「用途」発明、間接侵害の主観的要件、目的のクレームアップと、充足論」について【5/28開催セミナー】

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 弁護士・弁理士の高石秀樹先生に、用途発明、間接侵害の主観的要件、目的のクレームアップと、充足論について、裁判例をベースに解説して頂きます。 一緒に勉強しましょう。 今回のセミナーも無料ですので、5月28日の午後の時間を確保して、ぜひ、ご参加ください。  また、ぜひ、知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご参加頂けますと幸いです。    オンラインセミナー開催要領 題名「(医薬)「用途」発明、間接侵害の主...
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実測データの残差から明細書中の効果を僅かに満たさない試料も「おおよそ所望の」効果を得られるとしてサポート要件を認めた事例

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、実測データの残差から明細書中の効果を僅かに満たさない試料も「おおよそ所望の」効果を得られるとしてサポート要件を認めた事例(審決取消訴訟)である、-知財高判令和4年(行ケ)第10057号、第10054号【ランプ】<本多裁判長>-について解説したいと思います。   【本判決の要旨、若干の考察】1.特許請求の範囲(請求項1)「…複数のLEDチップの各々の光が前記ランプの...
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パラメータ発明の先使用権につき、パラメータの認識を要求した裁判例は存在しない。

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 知財高判令和3年(ネ)10086【ランプ】<本多裁判長>≒原審・大阪地判平成29年(ワ)1390では、先使用製品のバラツキを認定した上で、調整可能範囲を先使用権の範囲として認定しました。また、出願日前の実施品が特許発明に包含され得ることに言及しました。さらに、パラメータを認識していなくても、先使用権成立と判断されました。 今回は、これに関して解説します。  ※本判決につい...
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副引用発明の『上位概念化』が認められ、「除くクレーム」の進歩性が否定された事例

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、「審決取消請求事件(副引用発明の『上位概念化』が認められ、「除くクレーム」の進歩性が否定された事例。」-知財高判令和6年11月11日・令和4年(行ケ)第10118号「プログラム」<本多裁判長>-について解説したいと思います。 ◆判決本文  【本判決の要旨、若干の考察】1.特許請求の範囲(請求項2)「タッチパネルディスプレイを有する制御装置であって、 前記制御装置と...
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「周知の事項1を適用した引用発明に周知の事項2を適用する動機付けがあった」という論理付けで、『容易の容易』の問題とせずに進歩性を否定した事例

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、「周知の事項1を適用した引用発明に周知の事項2を適用する動機付けがあった」という論理付けで、『容易の容易』の問題とせずに進歩性を否定した事例-知財高判令和5年(行ケ)第10013号【磁極ハウジングの製作方法】<清水響裁判長>-について解説したいと思います。◆判決本文  【本判決の要旨、若干の考察】1.特許請求の範囲(請求項1)『予め亜鉛メッキされた金属薄板材料からな...
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特許権侵害差止等請求事件(特許法102条2項の適用がなく、102条1項の適用はあると判断した事例)

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、特許権侵害差止等請求事件(特許法102条2項の適用がなく、102条1項の適用はあると判断した事例。控訴審判決も同じ。別件で整合しない判決もある。) -東京地判平成30年(ワ)28931【レーザ加工装置】<柴田裁判長>- -控訴審・知財高判令和5年(ネ)10037【レーザ加工装置】<清水響裁判長>-について解説したいと思います。   ◆判決本文 【レーザ加工装置】10...