高橋 政治

明細書の[背景技術]の欄に従来技術ではないことを書いてはいけない

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋(弁理士・技術士)です。 明細書の[背景技術]の書き方を書く際の注意点の1つを説明したいと思います。 なお、私の書籍「化学系特許明細書・意見書の書き方」の第5章4.3にもだいたい同じことが記載されています。  日本の審査基準(第Ⅱ部第1章第3節2.1.4)及び米国のMPEP§2129では、明細書中に従来技術として記載されている技術は、その技術が公知であるか否かにかかわらず、出願人が自ら認めた従来技術として扱ってよい旨が示されています...
高石 秀樹

学術雑誌「Cancer」に特許発明と同一組成物を乳癌モデルマウスに投与した試験結果が掲載されたが、その組成のままヒトに筋肉内注射するという技術常識はなかったとして、進歩性を認めた事例

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、学術雑誌「Cancer」に特許発明と同一組成物を乳癌モデルマウスに投与した試験結果が掲載されたが、その組成のままヒトに筋肉内注射するという技術常識はなかったとして、進歩性を認めた事例(審決取消請求事件、知財高判令和5年(行ケ)第10090号【フルベストラント製剤】<中平裁判長>-)について解説します。   【本判決の要旨、若干の考察】1.本願発明と引用発明との『相違...
松本 公一

(無料)第19回 / 特許・実用新案審査基準の勉強会を1/21(水)に開催します。

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 元特許庁審査官の松本公一先生に、特許・実用新案審査基準を解説して頂くセミナーを開催しています。   第19回目の特許・実用新案審査基準の勉強会(セミナー)は2026年1月21(水)の13~14時に開催します。 今回は、第IV部第1章(補正の要件)、第IV部第2章(新規事項を追加する補正)を解説して頂きます。 「今から審査基準をキッチリ勉強したい人のキッカケ」、「以前勉強したが結構忘れてしまった方の復習」などとしてご利用頂けれ...
高橋 政治

(無料)化学系特許明細書・意見書の書き方(その3)【1/28開催セミナー】

※画像をクリックすると楽天ブックスへ飛びます。 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 こちらのページにも記載したように、10/29に、やっと書籍が出版されました。 そこで、この本をテキストとして用いたセミナーを開催したいと思います。 基本的にはこの本の文章を読み上げつつ、私から補足説明を加えて行き、さらに質問に回答する形で進めて行こうと(今のところ)思っています。  こちらのページにも記載したように、本書の内容は、実施例が存在する場合の明細書および意見書の書き方...
長谷川 寛

日本人実務家が陥りやすい、欧州特許実務の落とし穴【2/20開催セミナー】

欧州(EPO)の特許実務は、日本と結構、違いますよね。 日本と同じ感覚で対応していると拒絶理由が解消されず、何回もOAが出て、権利化できたけど相当なコストがかかった、ということになりかねません。 そこで、日本の特許実務と、欧州の特許実務の違いを知っておく必要があります。 今回は、ドイツに在住し、欧州特許弁理士、ドイツ弁理士として活躍中、しかも日本の弁理士でもある長谷川先生に、日本との違いを意識した、欧州特許における権利化実務ポイントを解説して頂きます。 欧州特許の権利化実務に...
角渕 由英

生成AIを特許調査に活用する方法(7) 検索式作成の実践 [3]特許分類の特定

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、弁理士法人レクシード・テックパートナー、特許検索競技大会委員長)です。 前回は、生成AIを特許調査に活用する方法(6)として検索式作成の実践 予備検索について述べました。 今回は生成AIを用いた検索式作成の実践特許分類の特定について述べます。最後には、特許分類を特定するためのプロンプトを用意しています。    なお、未公開の発明の内容を生成AIに入力する際に注意が必要であることは、色々な場面で注意...
田中 研二

「研究」のススメ(1)~自分なりの専門性を高めるには~

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田中研二(弁理士)です。 私事ですが、近々36歳になり、ずっとお世話になってきたチザワカ(知財若手の会)を卒業することになります。そこで先日、卒業ライトニングトーク会として、同年代の皆様とともにキャリアについて(好き勝手に)お話しする機会を頂きました。 登壇者の中で事務所弁理士は私だけだったこともあり、改めて外部専門家としてのキャリアについて考えてみたのですが、その中で浮かんだキーワードは「研究」でした。そこで、今月から何回かに...
セミナー

(無料)『世界は知財でできている』(講談社現代新書)から読み解く今後の知財の行方【12/24開催セミナー】

※画像をクリックするとAmazonへ飛びます。 知財実務情報Lab.管理人の高橋(弁理士・技術士)です。 知財実務情報Lab.の活動を始めて5年弱。ついに稲穂先生にご講演いただけることになりました。 今年のクリスマス(12/24)のプレゼントです。 みなさま、12/24の午後は仕事をせずに、稲穂先生のご講演にご参加ください。 無料です。 多くの方にご参加頂ければと思います。同僚、部下等にご紹介ください。   オンラインセミナー開催要領 題名『世界は知財でできている』(講談社現...
高石 秀樹

(無料)審判実務者研究会報告書2024の要約編(特許)の読み合わせ【1/7開催セミナー】

高石先生と一緒に審判実務者研究会報告書を読んで勉強しましょう。 無料ですので、知財部の方も、特許事務所の方も、ぜひ、ご参加ください。 知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご参加頂けますと幸いです。 ★必要に応じてこちらからダウンロードしておいて下さい。上記の画像をクリックしてもダウンロード可能ページに飛びます。   オンラインセミナー開催要領 題名審判実務者研究会報告書2024の要約編(特許)の読み合わせ  こちらからダウンロードできます。 講師高石秀...
石川 勇介

インドネシアの特許法改正(用途発明の保護追加へ)

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(弁理士、法律事務所ZeLо、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「インドネシアの特許法改正」についてご説明したいと思います。 なお、インドネシアから独立した「東ティモール」が、2025年10月26日に「11番目のアセアン加盟国」として正式に承認されました。「東ティモール」は人口約140万人、一人当たりの国内総生産(GDP)が1450ドル(2024年)と、「アジア最貧国」の一つです。経済的な課題を抱える一方、国民...