高橋 政治

「発明」とは「課題+解決手段+効果」の3点セット

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋政治(弁理士・技術士)です。  発明者が作成した発明提案書に、発明ではなく発見が記載されていたり、願望・結果・効果だけが記載されていたりするケースがありますよね。 このような場合、知財専門家は発明者に「発見」や「願望・結果・効果」は特許制度における保護対象ではないことを説明する必要がありますよね。 今回は、発見や願望・結果・効果は発明ではないので権利化できないこと、および特許法において保護され得る「発明」がどのようなものであるかにつ...
セミナー

(無料)登録例に学ぶ関連意匠・部分意匠・組物・画像の戦略的活用法2024 【11/27開催セミナー】

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋(弁理士・技術士)です。 久しぶりに松井先生に意匠について教えてもらいます。 今回は、関連意匠、部分意匠、組物、画像についてです。   無料ですので、知財部の方も、特許事務所の方も、ぜひ、ご参加ください。 知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご参加頂けますと幸いです。   オンラインセミナー開催要領 題名登録例に学ぶ関連意匠・部分意匠・組物・画像の戦略的活用法2024   講師松井宏記先生(レクシア特許法律事...
田中 研二

除くクレームとする補正の考え方(2)

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田中研二(弁理士)です。 前回は、「除くクレーム」に関する典型的な論点(「除くクレーム」の導入目的と除く対象は限定されるのか)について考えてみました。 今回は、より一般的に、「除くクレーム」を導入する補正・訂正における新規事項判断について考えてみましょう。 ※なお、私は新規事項の判断基準は補正でも訂正でも基本的に共通すると考えているので、以下では補正・訂正を厳密に区別しないことがあります。  大前提はソルダーレジスト大合議判決の規...
田村 良介

(無料)AI関連発明の基礎と、AI関連発明を適切に保護するための考え方【12/4開催セミナー】

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋(弁理士・技術士)です。 AI関連発明が増えているようですね。 一見、AIとあまり関係がない技術分野であっても、発明者からAI関連発明が提案されたりしています。 知財専門家であれば、とりあえず、ある程度以上の知識は持っておいた方がよいでしょう。 今回はAI関連発明について田村先生に教えてもらいます。 無料ですので、みなさま時間を作ってご参加ください。 また、ぜひ知財部の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご参加頂けますと幸いです...
長谷川 寛

(無料)ChatGPTを使って中間対応案を検討する【1/15開催セミナー】

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 欧州特許弁理士、ドイツ弁理士、日本弁理士の長谷川寛先生には、いつもは欧州特許実務についてご講演頂いているのですが、今回はちょっと毛色が違う内容をご講演いただきます。 今回のセミナーも無料ですので、1月15日(火)の夕方(16~17時)の時間を確保して、ぜひ、ご参加ください。  また、ぜひ、知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご参加頂けますと幸いです。    オンラインセミナー開催要領 題名ChatGP...
セミナー

特許の権利維持・放棄の判断基準と価値評価の考え方 ~ 大王製紙、花王を例に挙げて ~ 【12/13開催セミナー】

こんにちは、弁理士・技術士の高橋です。 特許権を維持するには特許料(いわゆる年金)を特許庁へ支払う必要がありますが、特許権の数が多くなってくると結構な金額になりますよね。 そこで不要な権利については年金支払いをやめて捨てれば良いですが、せっかく労力とコストをかけて権利をとったわけですし、簡単には捨て難いですね。また、いったん捨ててしまえば原則として権利を復活させることはできないし、そういう捨てた権利に限って数年後に役立つことがあり、「あのとき捨てなければよかった!」等と言うこ...
高橋 政治

意見書・審判請求書に判例を挙げると特許査定・特許審決になりやすいのか

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋(弁理士・技術士)です。 拒絶理由通知書・拒絶査定への応答として提出する意見書・審判請求書に判例を書くべきかについて、種々の意見があります。 本日はこれについて個人的な意見を述べたいと思います。   1.基本的な考え私は現時点で約21年間も特許事務所に所属していて、特許庁へ提出した意見書・審判請求書の数は相当数になります。 数えたことはないのですが、意見書または審判請求書を週に1件提出したと仮定すると、計算上、20年間で約1,000...
松本 公一

(無料)第14回 / 特許・実用新案審査基準の勉強会を1/22(水)に開催します。

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 元特許庁審査官の松本公一先生に、特許・実用新案審査基準を解説して頂くセミナーを開催しています。   第14回目の特許・実用新案審査基準の勉強会(セミナー)は2025年1月22日(水)の13~14時に開催します。 今回は、第2部第1章第2節「委任省令要件」および第2部第1章第3節「先行技術文献情報開示要件」 を解説して頂きます。 「今から審査基準をキッチリ勉強したい人のキッカケ」、「以前勉強したが結構忘れてしまった方の復習」な...
高石 秀樹

特許権侵害差止等請求事件(特許法102条2項の適用がなく、102条1項の適用はあると判断した事例)

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、特許権侵害差止等請求事件(特許法102条2項の適用がなく、102条1項の適用はあると判断した事例。控訴審判決も同じ。別件で整合しない判決もある。) -東京地判平成30年(ワ)28931【レーザ加工装置】<柴田裁判長>- -控訴審・知財高判令和5年(ネ)10037【レーザ加工装置】<清水響裁判長>-について解説したいと思います。   ◆判決本文 【レーザ加工装置】10...
セミナー

(無料)元・審判官が暴露する、審査・審判のウラ側 【10/30開催セミナー】

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋(弁理士・技術士)です。 特許庁で審査官・審判官を25年間も務め、現在は弁理士として活動されている先生(匿名希望)が、審査・審判のウラ側を暴露する情報をツイッター(X)上に流しました。 あまりにも衝撃的内容で、一部の弁理士は「これほど有効な情報は滅多にない」とコメントしています。 今回、その情報を暴露した先生に暴露情報の内容を確認したうえで、さらに深堀させて頂く機会を得ることができました。  ヤバい情報が出てくる可能性がありますので...