「除くクレーム」と“進歩性”
こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。今回は、「除くクレーム」と“進歩性” について記載します。 1.「除くクレーム」の新規事項追加と進歩性判断との関係除くクレームにより進歩性が認められた裁判例としては、知財高判令和3年(行ケ)第10151号「船舶」事件が4件目であるが、特許庁での審査・審判では年間1000件以上の除くクレームが権利化されている。 令和3年(行ケ)第10151号も、「除くクレーム」により“進歩...