高石 秀樹

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請求項中のパラメータの導出方法に関する発明の詳細な説明中の記載が誤りであり、誤記の主張も斥けられ、サポート要件が否定された事件

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、《東京地方裁判所》請求項中のパラメータの導出方法に関する発明の詳細な説明中の記載が誤りであり、誤記の主張も斥けられ、サポート要件が否定された、-東京地判令和5年(ワ)第70114号【自動二輪車のブレーキ制御装置】事件<柴田裁判長>-(控訴審・知財高判令和6年(ネ)第10038号<本多裁判長>同旨)について解説します。  【本判決の要旨、若干の考察】1.特許請求の範...
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学術雑誌「Cancer」に特許発明と同一組成物を乳癌モデルマウスに投与した試験結果が掲載されたが、その組成のままヒトに筋肉内注射するという技術常識はなかったとして、進歩性を認めた事例

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、学術雑誌「Cancer」に特許発明と同一組成物を乳癌モデルマウスに投与した試験結果が掲載されたが、その組成のままヒトに筋肉内注射するという技術常識はなかったとして、進歩性を認めた事例(審決取消請求事件、知財高判令和5年(行ケ)第10090号【フルベストラント製剤】<中平裁判長>-)について解説します。   【本判決の要旨、若干の考察】1.本願発明と引用発明との『相違...
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(無料)審判実務者研究会報告書2024の要約編(特許)の読み合わせ【1/7開催セミナー】

高石先生と一緒に審判実務者研究会報告書を読んで勉強しましょう。 無料ですので、知財部の方も、特許事務所の方も、ぜひ、ご参加ください。 知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご参加頂けますと幸いです。 ★必要に応じてこちらからダウンロードしておいて下さい。上記の画像をクリックしてもダウンロード可能ページに飛びます。   オンラインセミナー開催要領 題名審判実務者研究会報告書2024の要約編(特許)の読み合わせ  こちらからダウンロードできます。 講師高石秀...
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(1)国外に所在するサーバを含む「(コメント配信)システム」を構築する行為、(2)国外に所在するサーバから日本のユーザにプログラムを送信する行為が、米国FC2による日本国内の「生産」「提供」と評価された事例

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、《最高裁判所》特許権侵害差止等請求事件(①国外に所在するサーバを含む「(コメント配信)システム」を構築する行為、②国外に所在するサーバから日本のユーザにプログラムを送信する行為が、米国FC2による日本国内の「生産」「提供」と評価された事例。)-①最高裁令和7年3月3日・令和5年(受)第2028号(原審が大合議判決)--②最高裁令和7年3月3日・令和5年(受)第14...
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(無料)「文言充足」について(9/11の典型事案以外)、特許裁判例事典(第4版の原稿)の読み合わせ【11/5開催セミナー】

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 弁護士・弁理士の高石秀樹先生の「論点別 特許裁判例辞典」の第4版が、ついに出版されました。→「論点別特許裁判例事典第四版」購入ページ|株式会社知財塾 2024年9月11日のセミナーで「文言充足」について解説した頂いたのですが、今回は、そのセミナーで解説したこと以外の「文言充足」について、解説して頂きます。  今回のセミナーも無料ですので、11月5日の午後の時間を確保して、ぜひ、ご参加ください。  また、ぜひ、知財部や特許事務...
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日本で初めて数値限定発明につき均等論第1要件の充足を認めた裁判例。ただし均等論第5要件は否定した。

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、《知的財産高等裁判所》特許権侵害行為差止等請求控訴事件(日本で初めて数値限定発明につき均等論第1要件の充足を認めた裁判例。ただし、均等論第5要件は否定した。⇒均等侵害不成立)-知財高判令和6年(ネ)第10026号【熱可塑性樹脂組成物】<宮坂裁判長>-(原審・大阪地判令和4年(ワ)第9521号)について解説したいと思います。   【本判決の要旨、若干の考察】1.特許...
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「オゾンとの接触を抑制」を客観的に達成すれば充足であるが、引用発明は「オゾンとの接触を抑制」する旨の記載がないことを理由に,進歩性〇

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、《大阪地方裁判所》特許権侵害差止等請求事件(「オゾンとの接触を抑制」を客観的に達成すれば充足であるが、引用発明は「オゾンとの接触を抑制」する旨の記載がないことを理由に、進歩性〇)-大阪地判令和4年(ワ)第3344号【高純度PTH含有凍結乾燥製剤の製造方法】<武宮裁判長>-について解説します。    【本件発明、対象方法、判旨抜粋、先行する仮処分決定の抜粋、若干の考...
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引用発明が(医薬)用途発明と認められるためには、予備的な試験で参考程度のデータで有望な結果が得られているといったレベルでは足りないとした事例

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、《知的財産高等裁判所》審決取消請求事件(引用発明が(医薬)用途発明と認められるためには、当業者が、対象用途における実施可能性を理解、認識できる必要があり、予備的な試験で参考程度のデータで有望な結果が得られているといったレベルでは足りないとした事例。⇒新規性・進歩性〇)-知財高判令和5年(行ケ)第10093号、第10094号【運動障害治療剤事件】<宮坂裁判長>-につい...
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医薬用途発明の実施を「専ら」基準により非充足とし、一定割合でよいという特許権者の主張によれば新規性を欠くとして、特許権侵害を否定した事例

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、《東京地方裁判所》不正競争防止法違反に基づく差止仮処分申立事件(医薬用途発明の実施を専ら基準により非充足とし、一定割合でよいという特許権者の主張によれば新規性を欠くとして、特許権侵害を否定した事例)-東京地決令和6年(ヨ)第30029号【加齢黄斑変性症事件】<中島裁判長>(民事40部)-について解説したいと思います。  【本判決の要旨、若干の考察】1.特許請求の範...
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出願時に知られていなかった課題であるが特許請求の範囲に属する「EGFaミミック抗体」を当業者が出願日当時に試行錯誤なく取得できなかったとして、サポート要件・実施可能要件違反とした事例

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの高石秀樹(弁護士・弁理士、中村合同特許法律事務所)です。 今回は、損害賠償請求事件(出願時に知られていなかった課題であるが特許請求の範囲に属する「EGFaミミック抗体」を当業者が出願日当時に試行錯誤なく取得できなかったとして、サポート要件・実施可能要件違反とした事例)-東京地判令和2年(ワ)8642【PCSK9に対する抗原結合タンパク質】第2次侵害訴訟<杉浦裁判長>- について解説したいと思います。    【本判決の要旨、若干の考...