谷 和紘

明細書作成指導について

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの谷和紘(弁理士会実務修習講師、弁理士会育成塾講師、弁理士法人楓国際特許事務所 パートナー弁理士)です。 本日は明細書作成指導について記します。 私が明細書作成の指導において注意している点は、以下の3点です。(1)明細書作成に必要な能力を認識してもらうこと。(2)明細書作成ですべきことを認識してもらうこと。(3)上記ポイントを簡潔に説明することで、明細書作成に対する心理的ハードルを下げること。    (1)明細書作成に必要な能力 で...
田村 良介

人が行っている業務やビジネスを行う方法をシステム化したビジネス関連発明

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田村良介(弁理士、ライトハウス国際特許事務所)です。 本日は、ビジネス関連発明についてのお話です。 ビジネスモデルそのものは、それが新しいビジネスモデルであったとしても、特許の対象とはなりません。特許・実用新案審査基準第III部第1章「発明該当性及び産業上の利用可能性(特許法第29条第1項柱書)」には、以下のように記載されています。   請求項に係る発明が以下の(i)から(v)までのいずれかに該当する場合は、その請求項に係る発明は...
高橋 政治

(無料)補正できないはずの審判段階で形式的な拒絶理由通知をもらって補正する方法

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。  すごく重要な発明で、どうしても特許を取りたい案件があるとします。 しかし拒絶査定になり、補正しつつ拒絶査定不服審判請求を行ったものの、前置で特許が取れませんでした。 そして、審判が始まろうとしています。 特許をどうしても取りたいと思っているのですが、この段階で何をしますか? 審判官と面接して補正案を出しますか? でも、補正可能期間ではないですね。補正できないのに補正案を出してどうするのですか? それではどうすればよいのでし...
石川 勇介

ミャンマー新知財法の概要・留意点(冒認商標出願に注意!)

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの石川勇介(日本弁理士、元ジェトロ・バンコク事務所)です。 今回は、「ミャンマー新知財法の概要・主な留意点」についてご説明したいと思います。 ミャンマーでは、近代的な知財制度が整備されておらず、特許法や意匠法はもちろんのこと、商標法も存在しませんでしたが、2019年1月~5月にかけて「新知的財産法(商標法、意匠法、特許法、著作権法)」が法案成立しました。 その後、2021年2月に発生したミャンマー国軍によるクーデターにより、今も政情...
角渕 由英

検索式の組み立て方

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、特許検索競技大会2017最優秀賞)です。 これまでに、予備検索から始まる特許調査の基本的な流れ、特許分類とキーワードについて説明をし、特許分類の調べ方、キーワードの調べ方を述べてきました。 前回は、これまでのまとめとして「特許分類」と「キーワード」を用いた本検索について説明をしました。 今回は検索式の組み立て方について述べたいと思います。  まず、検索式を作成するときには、調査観点毎に同一の観点は...
高橋 政治

(無料)「知財コンサル勉強会」を12/2に開催します。

 「企業の知財部にいるけど、将来は知財コンサルとして独立するぞ」  「特許事務所で出願業務をやっているけど、知財コンサル業務もやってみたいな」 などと考えている方は多いと思います。  ここで、このように考えている多くの方にとって「知財コンサル」とは、おそらく、「一定以上の対価が得られる知財コンサル」を意味していると思いますが、そのような知財コンサルが、いったいどのような内容なのか、良く分からないのではないでしょうか? また、そのような知財コンサルをどのような経緯で受注するのか...
長谷川 寛

(無料)第3回・欧州特許実務の勉強会を11/2に開催します。

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 第1回、第2回に引き続き、欧州特許弁理士、ドイツ弁理士、日本弁理士の長谷川寛先生に、欧州特許実務のポイントを解説して頂くセミナーを開催します。 第3回の勉強会は、統一特許裁判所(UPC)についてです。  無料ですので、知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご利用頂けると幸いです。 第3回は、11月2日(水)の16~17時に開催します。     オンラインセミナー開催要領題名<第3回>欧州特許実務勉強会 ...
立花 顕治

(無料)「とっても重要な分割出願の話」と題するセミナーを11/24に開催します。

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 立花顕治先生(レクシア特許法律事務所 代表パートナー)に分割出願について講演いただきます。 しかも、「無料」です。 立花先生は日本の弁理士であり、米国パテントエージェント試験にも合格し、上記の書籍「日米欧中に対応する特許出願戦略と審査対応実務」の他、書籍「米国特許明細書の作成と審査対応実務」も執筆され、また、多くの訴訟も経験されている経験豊富な先生です。   企業の知財部または特許事務所に所属している方、その他、特許実務に...
田村 良介

身の回りにあるものを利用して、実務力を磨こう!

こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの田村良介(弁理士、ライトハウス国際特許事務所)です。 突然ですが、皆さん、コンピュータゲームで遊ぶことはあるでしょうか。例えば、ソニー・コンピュータエンタテインメント社のPlayStation(以下、PS)。PS5は、昨今の半導体不足もあり、なかなか手に入らないようですね。私は、PS4をプレイしています。 今回は、このPS4のコントローラについて、お話をさせていただきます。このコントローラですが、左右の親指、人差し指で複数のボタン...
高橋 政治

<無料>『【課題】は、どれくらいあっさり書くべきか?』と題するセミナーを2022/10/12~10/26の2週間のみ公開します。

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋政治(弁理士・技術士)です。 明細書の書き方に関して、『【課題】は、どれくらいあっさり書くべきか?』と題する動画セミナーを公開します。 2022/10/12~10/26の2週間のみの公開となります。 なお、以前(2021年)に公開した同題名のセミナーと同じ内容です。   ■題名: 【課題】は、どれくらいあっさり書くべきか? ■公開期間: 2022年10月12日~26日の正午(2週間のみ) ■時間: 約50分 ■目次:(1)あっさり書...