2025-07

高橋 政治

請求項に係る発明の「全範囲」を実施可能としなればならないのか?

 こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋(弁理士・技術士)です。  サポート要件(36条6項1号)は請求項に係る発明の全範囲について、明細書にてサポートされていることが要求されます。 請求項に係る発明の一部しかサポートされていない場合はサポート要件違反となり、サポートされている範囲まで請求項に係る発明を減縮補正することが必要になります。 それでは実施可能要件(36条4項1号)の場合はどうなんでしょうか? 今回は、請求項に係る発明の「全範囲」が実施可能といえるように明細書...
松本 公一

(無料)第17回 / 特許・実用新案審査基準の勉強会を9/10(水)に開催します。

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 元特許庁審査官の松本公一先生に、特許・実用新案審査基準を解説して頂くセミナーを開催しています。   第17回目の特許・実用新案審査基準の勉強会(セミナー)は2025年9月10(水)の13~14時に開催します。 今回は、第II部第2章第3節「明確性要件」の4.を解説して頂きます。 「今から審査基準をキッチリ勉強したい人のキッカケ」、「以前勉強したが結構忘れてしまった方の復習」などとしてご利用頂ければと思います。  無料ですので...
谷 和紘

(無料)「第5回 クレーム作成勉強会」を開催します。【9/3開催】

 1.クレーム作成勉強会とは?事前募集にて希望された方にクレーム案を作成して提出して頂きます。そして、提出されたクレーム案について添削し、その内容をセミナー形式で解説いたします。(※事前募集は終了しております)セミナーは無料で受講できます。   2.講師谷和紘先生(弁理士 日本弁理士会実務修習講師 育成塾講師) プロフィック特許事務所:   3.今回の課題(発明内容)以下の「本発明」について特許出願する場合のクレーム案を作成して下さい。 【従来技術】従来技術は、一般的なボック...
高橋 政治

[実施例]の評価結果を〇×で示すことのメリット・デメリット

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋政治(弁理士・技術士)です。 明細書の[実施例]の欄に評価結果を示す際、良好な結果であるものを○、そうではないものを×と示す場合があります。 今回は、この〇×評価のメリットとデメリットについて記載したいと思います。 お知らせ企業の知財部の方であれば、発明発掘会議や、個別の発明者との相談において、発明者の頭の中から良い発明・良いアイデアを引き出す努力しますよね。 また、特許事務所の方だと、企業から出願の依頼を受けたら初めに発明者と面談...
田村 良介

(無料)狭くて回避しやすいクレームにならないための発明の捉え方 ~ビジネス関連発明を中心に、その他の分野にも応用できる考え方をお伝えします~【8/20開催セミナー】

こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋です。 今回は、クレームの拡張方法について田村先生に教えて頂きます。 ビジネス関連発明が中心ですが、その他の分野にも応用できる考え方を教えて下さるということですので、多くの方にお役に立つと思います。  無料ですので、8月20日の午後の時間を確保して、ぜひ、ご参加ください。  また、ぜひ、知財部や特許事務所の同僚、部下等にご紹介ください。多くの方にご参加頂けますと幸いです。    オンラインセミナー開催要領 題名狭くて回避しやすいクレ...
角渕 由英

生成AIを特許調査に活用する方法(3)調査対象の特定

 こんにちは、知財実務情報Lab.専門家チームの角渕由英(弁理士・博士(理学)、弁理士法人レクシード・テックパートナー、特許検索競技大会委員長)です。 前回は、生成AIを特許調査に活用する方法(2)として「生成AIを特許調査に活用する方法」の概論について述べました。 今回からは、生成AIを特許調査に活用する具体例の各論について述べます。 今回は、生成AIを調査対象の特定に活用することについて述べます。 お知らせ企業の知財部の方であれば、発明発掘会議や、個別の発明者との相談にお...