
こんにちは、知財実務情報Lab.管理人の高橋(弁理士・技術士)です。
ツイッター(X)ではしばしばお伝えしているのですが、現在、「化学系 特許明細書・意見書の書き方」と題する書籍の原稿を書いています。
昨年の6月くらいから書き始めて、最近になって、ようやく一通り書き終え、現在、読みかえして修正をしているところです。
27万字になりましたが、これだけを書くのは一苦労です。これを読み返すのも大変です。
4月末までに出版社へ送り、夏には書店に並ぶはずです。
出版されたら、みなさま、深く考えずに、とりあえず購入して頂ければと思います。
角渕先生のセミナーはいつも大人気なんですが、受講して下さった方から、
「誰でも、これだけ押さえておけば何とかなる、というセミナーはないですか?」
「基礎的なところをキッチリと固めるセミナーはないですか?」
「J-PlatPatだけしか使えないんですが、何とかする方法はありますか?」
というようなご要望を頂きましたので、角渕先生にそれに応えるセミナーを作って頂きました!
詳しくは以下をご参照ください。↓
さて、この書籍を書くために、明細書や意見書の書き方を説明している書籍をたくさん読みました。
とは言っても、ほとんどが一度読んだことがある書籍の復習です。
私は21年前に特許事務所に転職した当初、書店で販売されている明細書や意見書の書き方に関する書籍のほとんどを買いあさって読みましたし、その後も、良さそうな書籍を見つけたら購入して読みました。
それらを最近、再度、読んだ、ということです。
しかし、世の中に存在している明細書や意見書の書き方に関する書籍の全てをチェックしてきたわけではありません。
最近になって「こんな本があったんだなぁ、知らなかったなぁ」という書籍を何冊か見つけ、いまさらながら入手して読んだ書籍が何冊があります。
それらの中には「無茶苦茶いいこと書いてあるじゃん」「なんでこんないい本が絶版になっちゃっているの」と思うような書籍がありました。
そのような書籍を以下に2冊、紹介したいと思います。
ただし、私にとって良い本であり、他の人にとって良い本かは分かりません。
本には相性のようなものがあると思います。
ある人が「スゴイ良い本だよ、読んだ方がよいよ」というの購入して読んでみたけど、全然面白くないし、文章が読み難い、ということは頻繁にあります。
よって以下の2冊が皆さまに役立つかは不明です。
しかもいずれも絶版本ですので、おそらくプレミア価格がついています。お金に余裕がある人は買っても良いとは思いますが、そうでもない方は、8月まで待って、私の上記書籍を買って頂ければ十分かと思います。
ということで、1冊目を紹介したいと思います。


将来、欧州特許出願を行うことを想定した日本語明細書の書き方を考えるために役立ちます。
欧州特許出願に関する書籍はいくつか出版されていますが、それらよりも1歩踏み込んだ内容が書いてあります。
左ページが英文、右ページがその翻訳文になっています。翻訳もうまいので何言っているか分からんということはないですが、なんか良く分からない文章だなと思ったら(あまりそんなことはないですが)、左ページの英文を読めばよいかと思います。
完全にマニア向け(超上級者向け)ですが、腕に覚えがある方には役立つと思います。
2冊目を紹介したいと思います。


将来、米国特許出願を行うことを想定した日本語明細書の書き方を考えるために役立ちます。
そういう意味ですと、上記の欧州本と同様です。
この本についても、他の米国特許出願に関する書籍よりも、1歩踏み込んだ内容が書いてあります。
こちらも完全にマニア向け(超上級者向け)です。
最後に繰り返しになりますが、夏には「化学系 特許明細書・意見書の書き方」と題する私の書籍が出版されるはずです。
多いに期待してお待ちください。
出版日が決まりましたら、ご連絡いたします。
私の個人的なホームページから過去の論文を全て無料でダウンロードできます。こちらからチェックしてみて下さい。